警察のリークは実態として責任を問われない
from 2026-06-05
警察のリークは実態として責任を問われない
@hirox246: 暴力は非道というのは置いといて、児童相談所が児童の相談内容や通話の録音までメディアに漏洩してるのはだいぶ問題だと思うんだけど。。。
児童相談所の職員が、子どもの同意を得ずに、相談内容を第3者に渡すのって、法に触れないの?
@kinnikuben: 問題意識の方向はわかるが、法律家から見ると二段飛ばしだ。
まず児童福祉法上の「児童」とは満18歳未満を指し、18歳の長女は、そもそも児相が法に基づいて扱う「児童」に当たらない。
出発点が、ずれている。
次が本題。「児相が漏らした」という決め打ちだ。報道に出ている相談内容の主な出所は、週刊文春が入手したとする「110番メモ」「通報記録」と、各社が引用する「捜査関係者」のコメントだ。
110番も通報記録も、児相ではなく警察(渋谷署)が受理し保有する記録である。出所はむしろ捜査側を示している。
素人にわかりやすく教えてあげよう。本件も間違いなく警察がリークしている。これは刑事弁護をやってる弁護士の立場から常識の範疇とすら言える。
警察官も地方公務員であり、地方公務員法34条1項の守秘義務を負う。捜査情報をメディアに流せば同法60条2号で1年以下の拘禁刑又は50万円以下の罰金の対象になり得る。
にもかかわらず、捜査リークは慣行として常態化し、漏らした側は匿名のヴェールに守られて誰も責任を負わない。これが問題の本質。
だから問うべきは「児相が子どもの同意なく漏らしたか」ではない。「捜査情報を誰がメディアに流し、なぜ誰も責任を問われないのか」だ。守秘義務は児相にも警察にも等しくかかっている。
影響力ある人間が軽口で叩く相手を間違えてはならない。