著作物の類似性判断
https://gyazo.com/8e46b702af3f1ad80195f6c51da42397
第1編 理論編
第1章 著作物の類似性[上野達弘]
第1節 はじめに
1 類似性=「表現上の本質的な特徴を直接感得」できること(判例)
2 「類似性」という名称について
第3節 課 題
1 アイディア/表現
3 創作性の高低と類似性判断
4 創作的表現の共通性の判断方法
5 類似性(=「表現上の本質的な特徴を直接感得」できること)の意味
6 類似性判断の基準となる主体
7 著作物の著名性/需用者の誤認混同
8 類似性の主張立証責任
第4節 おわりに
第2章 類似性判断の実務[前田哲男]
第1節 類似性判断の対象
1 請求の特定の必要性
2 被侵害著作物の特定の方法
3 原告が特定した箇所以外の部分に基づく反論の可否
第2節 類似性の判断に関する法的構造
1 事実か法的評価か
2 主張立証責任
3 評価の時点
第2編 ケース編
第1章 イラスト
Ⅰ 判例の概観[上野達弘]
1 総 説
2 裁判例
⑴ 類似性を否定した裁判例
⑵ 類似性を肯定した裁判例
Ⅱ 対談的検討[上野達弘・前田哲男]
■比較する部分・範囲の広さ
■イラストの著名性が与える影響
■「原告著作物」とは?
■博士イラストの創作性
■比較すべき対象はどこなのか
■レターセット事件
■出る順シリーズ事件
■類似性判断は、時代と共に変わり得るのか
■ノンタン事件・たいやきくん事件
■無人契約機¥enむすび事件
■パンシロントリム事件
■眠り猫事件
■創作性に関する主張立証
■「ありふれている」「ありふれていない」ことの判断
■どこまでが一つの著作物か
第2章 美術・人形・ぬいぐるみ・ブックカバー
Ⅰ 判例の概観[上野達弘]
1 総 説
2 裁判例
⑴ 類似性を否定した裁判例
⑵ 類似性を肯定した裁判例
⑶ 著作物性を否定した裁判例
Ⅱ 対談的検討[上野達弘・前田哲男]
■現代アートと著作権の親和性
■アイディアと表現の境目はどこか
■たち吉事件
■「表現上の本質的な特徴」概念の捉え方
■民家の暖簾事件
■商品としてではなく、漫画の背景だったとしたら
■本質的特徴をどこから感得するか
■エルミア・ド・ホーリィ事件
■角川mini文庫事件
■日野市壁画事件
■入門漢方医学事件
■巻くだけダイエット事件・完全自殺マニュアル事件
第3章 書・文字
Ⅰ 判例の概観[上野達弘]
1 総 説
2 裁判例
⑴ 類似性を否定した裁判例
文字は共有物なので、創作性が認められる範囲がかなり狭い。デッドコピーレベルでないと認められなさそう ⑵ 類似性を肯定した裁判例
⑶ 著作物性を否定した裁判例
⑷ 複製主体に当たらないことを理由に侵害を否定した裁判例
Ⅱ 対談的検討[上野達弘・前田哲男]
■書では、類似性を否定されたケースが多い?
■1文字の場合における創作性の捉え方
■手書き原稿や写経の著作物性
■実用目的だが、筆で書かれているという場合
■ロゴマークに著作物性を認めることがもたらす影響
■タイプフェイスの著作物性
■裁判所における判断の傾向
Ⅰ 判例の概観[上野達弘]
1 総 説
2 裁判例
⑴ 類似性を否定した裁判例
⑵ 類似性を肯定した裁判例
⑶ 著作物性を否定した裁判例
Ⅱ 対談的検討[上野達弘・前田哲男]
■風景写真の創作性を基礎づける要素
■立体物である商品の写真の著作者は誰か
■たぬピク事件・マンモス画像事件
■被写体に関する工夫の考慮
■写真をもとに絵を描く行為、トレース
■東京アウトサイダーズ事件
■グルニエ・ダイン事件
■おもてなしプレゼント事件
事項索引
判例索引