自作ドライボックス
先駆者
高湿度下では、1週間程度あればTPUフィラメントは湿気を吸って目に見える形で造形不良を起こすようになります。 フィラメントが湿気を吸うと造形不良を引き起こす一方、その因果関係や吸湿の進行度は目に見えないため、出力条件の変更では解決できない造形不良に悩むことになりえます。
筆者はゴム足だけTPUを使い、ほかはABSで出力しています。 2連タイプのスプーラーで最初作っていましたが(写真右)、スプールを装着するのが面倒で稼働時に動き左右に擦れるため1連タイプのものを新たに作りました。(使用には全く問題ないレベルですが)
各所取り付けのために10ヶ所ほどビス穴を開けて固定していますが、密閉後半日もすればケース内の湿度は20%前後を常に維持できている
治具 SLA
ゴム足 TPU
ほか PETG
で印刷した
マニュアルのTipsを読んだ
support material
層の上にしかプリント不可能
ヒートベッドよりデカイのすりたい
小さくしろ!
でも本当にやりたいなら、カットツールがあるよ
層によって色を変えることができる
G-Codeは直ちに印刷できるが、それ以外はslicerを使って前処理をする必要がある ググって見つけた
初期構成をする
STLのインポートには二種類あるが、STL/OBJ〜を選択する
https://gyazo.com/8eba2b998d43477c844429b53e6ed768
imperial unitsでインポートすると明らかにデカイ。ヤードポンド法かおまえ!
インポートはドラッグ&ドロップのほうが簡単かも
モデルを並べる
https://gyazo.com/ae9547651ada970ba4c46c2610c857ae
角度をきっちりかえたいときには白い線にスナップするようにするとできる
https://gyazo.com/3e29e434c51d0010b01a3654840463e7
高さの設定をする
まず、0.15または0.2 mmのレイヤーを使用することをお勧めします。これは、妥当なプリント時間で非常に優れたプリント品質を提供するためです。
そんなにイケてるのいらないから 0.2mm speedとした
サポート材を「どこでも」などにする
メチャクチャな角度にするとサポート材がすごいことになる
https://gyazo.com/061b9a6a8a317df3e1cc28af81c0842f
インフィルの量は、右側のパネルで調整できます。 一般に、15%程度の値でうまく機能します。 反る気配がなかったので
プレビューする
https://gyazo.com/31c7cbd700192143c8e2dc4a4b914117
軌道がプレビューできる
G-Codeが出力されるのでSDカードに入れて Prusaに差し込み、印刷 普通に印刷できた
フィラメントを外す
一旦溶かして外すオプションが有る
摩耗品はPETGですりたい。どうする?
キャリブレ結果は保存できる steel sheet profile でできる
毎回キャリブレめんどいので助かる
8枚まで保存できる
どうも初回のものは「Steel sheet 1」にキャリブレ結果が入っているようだ
PLA
-1.820
smooth
シート変更をして、PETG設置
再キャリブレーションを行う
HW detupからtextureにしてキャリブレーション
印刷時間
スプーラー片方 + スプーラー支柱 + 継ぎ手スムーザー
0.2mm qualityで3時間ぐらい
ブラケット
4-6時間ぐらい
台
サポート材を取るのに1時間ぐらいかかった
あほくさ
スプーラー + スプーラー固定用具 + 継ぎ手スムーザー 4h30mぐらい
0.2mm QUALITY, PRUSAMENT PETG,
トラブル
「やりなおし」にするとすべてが消える
と思いきやビューがかわっただけ
https://gyazo.com/c670b50009a412e33bf066b79ea55c62
これなに?
ペイントしたところだけサポート(Advanced以降のみペイントツールが出現)
https://youtu.be/6LLK9soDW88
https://gyazo.com/d0e0b87f4e90aa34beda2da244731c32
穴の位置
なるべく平行に出力する箇所にしないとフィラメントに負荷がかかるのでよくない
理想的な高さは上下2つのどちらか
大きく低いか、大きく高いのもOK
部屋のレイアウト的に配置上上にしないと都合が悪いので上にしたいが、上は温度計が押さえている
なるべく上目にした
底面から54、ダイアル表示画面最下部から下25
高さがあるナットは使わないほうが良い
テフロンチューブの長さは下にひく場合10cm程度あったほうが良い®
3.5cmだとRがきつすぎて継手かナットでかなり抵抗がかかってしまう
10cmでも数十センチごとに「じゃり」という音とともに抵抗を感じる
実際に使ってみたがやはり抵抗を感じるので真下に落としたい
45°で引くのとほぼ90°で引くのだとかなり抵抗が違う
こんな感じで落としたい
https://youtu.be/lOM6s8NUf5Q?t=1195
サキッチョを固定するだけでかなり変わる!
実際に印刷すると、曲率がきつすぎて結構な力で引っ張らないとフィラメントが出てこないことが判明
Prusa i3 MK3S+の場合、下に引っ張るようにできているので、Гのような感じに引っ張られることになるが、この曲率が小さいと継手などの金具と干渉する モーターに負荷がかかるのはよくないので、曲率を調整するように
とはいえ、下に引っ張られているのだから引張方向がフィラメントのロールの接線になるように素直にするのが一番負荷がかかりづらいだろう
このためにはケースを回転させることができると試行錯誤に便利
ということで上のケースもつくってみようと思い、印刷して寝たところ、悲劇が起きた
ケースが落ちててフィラメントを外せというアラートで目が覚める
状況
自作ドライボックスは床に落下ちていた
フィラメントは破断していた
幸い3Dプリンター自体は破損は見当たらない
絶対に落下したケースがあたっていると思うのだが
教訓
ケースは固定しなければならない
無理な力はなるべく賭けてはいけない
https://gyazo.com/6eff7e74374d913461518bd0636bbfa7
実は寝る前に少し嫌な予感はしていて、フィラメントが結構先で交差していることにきづいていた。 交差している箇所になるとフィラメントの引張にかなり抵抗を感るため、そこに到達すると問題が起きるのではないかと思っていた。でも結構先だから大丈夫〜と思って寝た。大丈夫ではなかった。
教訓 フィラメントは結構消費する
印刷再開すると輪の中心がずれた
https://gyazo.com/a01e6c780c3a8d93746f2946dcfc9529
念の為zキャリブレーションをした
意味ないかも
テストプリントで問題ないことを確認
曲率調整用の簡易台が外れていたのでテープ補強して再開
https://gyazo.com/c07300e01bcfeecf1694d4aa072ad8ab
とちゅうでとれた
https://gyazo.com/e1c5409e3ccc4b88ff869596eec7e40f
よさそう
宙吊りも作製
10ミリのネジで作ったら引っかかった
8mmネジで固定しないといけない
クイック継手を外してキャップに交換
一晩経って14%程度に収まったので良さそう
フィラメントの通りもクイック継手ありよりスムーズ
クイック継手、いらなかった
運用2週間ぐらいで20%以下を保っている(室内湿度 70%ぐらいの時)
クイック継手がある方が確かに湿度は7%と10%以上低い
センサーと除湿剤の位置が近いというのも影響があるかも?
ケースを固定する
ケース固定ではなくプリンター方向に落ちないようにガードを入れて解決
クイック継ぎ手スムーザーいらなくない?