物品税
消費税が導入されるまでは消費にかかる税金として物品税というものがありました。これはぜいたく品に課税するという趣旨のもので、家具は課税されるけど桐ダンスは伝統的なものだから課税されないなど、商品ごとに税率を決めているため不合理が多いものでした。 現在の消費税と同じ間接税ですが、消費税と一つ大きな違いがあって、物品税がいくらか消費者が購入する際には知らせる必要がなかったんです。価格に税額は転嫁されているんですが、申告者が分かっていれば良かった。
そして消費税が導入されて物品税が廃止されたわけですが、軽減税率が導入されるとなった際、商品によって税率が変わるということで「また物品税のような段階税率になるのか」というのが実務家の感想でした。