炭治郎の耳飾りが旭日旗と韓国の市民団体が批判。違うデザインになった
「鬼滅の刃」に旭日旗を連想させる耳飾りが登場することなどに関連したもの 「戦犯国」である日本の歴史をしっかりと説明するよう要求した
ネットフリックスの公開初期に『鬼滅』の紹介画面に、韓国で「旭日旗に似ている」と論議になっている炭治郎の耳飾りのデザインが日本版から修正されずに掲載されたことで、多くの韓国人から強い抗議を受けてしまった。
現在では炭治郎の耳飾りのデザインは劇場版同様「韓国仕様」に修正された
今はコロナの影響で仕事を休んでいるという20代の女性は、日本文化が好きで、日本旅行が趣味だという。「鬼滅の刃」では、自分の好きな日本的なイメージがたくさん見られてよかったという。
しかし、彼女は、友達には映画を勧めることはできないと話した。
「周りの友達は日本の不買運動にも熱心だし、日本のアニメに対する偏見もあります。炭治郎の耳飾りが旭日旗に似ているという話もあって、さすがに友達には勧められません。しかし、私は一般公開したら、また観に来るつもりです。とにかく最後の曲がとてもよくて、それを聴くためにも3、4回は観たいと思います」
仲良しの友達と一緒に映画館を訪れた高校3年の女の子は、「そんなの関係ない!」と答えた。
「私の周りでは誰もそんなの気にしていない。ちゃんと映画は映画として受け止めているよ」
成川彩 韓国在住映画ライター
韓国のメディア批評専門紙「メディア・オヌル」は冷静に分析する。
「旭日旗云々は2010年以降、急に問題視されるようになったが、それはヒステリックな反応として批判的に見る余地がある。日本の伝統文化として伝わるものであり、単純に『軍国主義』と関連付けるのは難しいという指摘もある」
朝鮮日報も耳飾りに対する批判が起きたことを報じる一方、「『最近まで続いてきた反日運動に無理やり当てはめて、日本の作品はすべて右翼のように見るのは行き過ぎた解釈』という指摘もある」などと反対意見も紹介している。
韓国の報道全般について言うと、旭日旗に似たデザインに批判が起きたことよりも、「韓国版で旭日旗のデザインが変わったことについて日本で批判が起きている」という指摘が目立つ。