氷河期
太陽の内部にある磁場の変化によってミニ氷河期が訪れる可能性
第26太陽周期で、2つの磁気波はまるで鏡に映されたように相殺しあい、(地球は)『マウンダー極小期』のような状況になると推測できる」。 ドイツのポツダム気候影響研究所のGanopolski博士らは、2016年にNatureに発表した論文で、地球が氷期に突入する条件をかなり明確に提示している。
これによれば、タイミングからいうと、現在、氷期が始まっていてもおかしくなかった。しかし、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度がわずか40ppmほど高かったおかげで、氷期の開始はぎりぎり回避されたということになる。
実は、次に氷期が始まりうるタイミングが訪れるのは、およそ5万年後である。
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ノーザンブリア大学のヴァレンティーナ・ジャルコヴァ教授