民主党政権
戦後からこんにちまでのうち、日本の与党はほぼ自民党が握っている
例外は2つ
2009年から2011年までの3年の民主党政権
Twitterでは無限に批判されているが基本的に根拠薄弱のため専門家のレビューが読みたいが、Twitterでは流れてくることはない
2009年からのわずか3年にすぎない政権運営が、10年以上経っても攻撃材料にされてしまうのはなぜなのか。本稿は、尾中香尚里『野党第1党――「保守2大政党」に抗した30年』(現代書館)の一部を抜粋・編集したものです。
民主党はもともと、衆院選に小選挙区制度が導入された1996年、自民党・新進党の「保守2大政党」に抗い、民主リベラル勢力の一翼を担うべく結党された政党です。 その時に菅直人氏と並んで初代代表を務めたのが鳩山由紀夫氏でした。2人は政界において「リベラル派のリーダー」と位置づけられてきました。 誤解を恐れずに言えば、2人は「保守2大政党」を求めてきた勢力にとって、たぶん「目障りな存在」だったのです。
「自民党と新進党の保守2大政党」の枠組みを阻むように民主党を結党したリーダーの1人が、自民党から政権を奪う。こんなはずではなかった。これはまさに「民主主義の誤作動」だ。あの時にそう感じた人たちは、決して少なくはなかったと思います。そうでなければ、当時小選挙区制が求めていたはずの「政権交代」という目的を果たした民主党政権が、過剰なほどのバッシングを受けるはずがないからです。
鳩山政権は保守に忖度しなかった
その最大の案件が、米軍普天間飛行場移設問題でした。鳩山代表が衆院選の期間中に発言した「最低でも県外」は「政権交代しても外交・安全保障政策は変わらない」という、その根幹に手を突っ込むものでした。 しかし政治力がなかったので失敗した
これだけの大きな案件を進めるには、非常に強い政治力が必要なことは間違いありません。政権運営の経験が乏しく未熟だった鳩山政権は、とてもこれだけの大きな案件をさばく力を持たず、迷走を重ねた末に、国民の支持を大きく失っていきました。
民主党は寄り合いでイメージ戦略に失敗した
民主党は鳩山氏や菅直人氏ら、1996年結党の旧民主党時代からのリベラル系議員が政権や党の中枢を占めていましたが、一方で党内には、解党した新進党出身者との合流(98年)や自由党との合流(2003年)によって、保守系だったり、新自由主義的発想を持ったりしている政治家が、少なからず加わっていました。2000年代に入ると、保守系の政治家があえて民主党から出馬するケースも目立っていました
党内対立
菅直人は消費税10%にあげると言って小沢一郎の攻撃を受けた 消費税について「2010年度中に税率などを含めた改革案をとりまとめたい」と発言。税率について「自民党が提案している10%という数字を一つの参考にしたい」と語ったのです。
菅の原発政策は自民党と保守派の政財界に衝撃を与えた
原発は保守勢力の既得権益であり、強い抵抗を受けた
事故を起こした東電の「免責」を許さなかったこと。直接被災していない中部電力浜岡原発を行政指導で全炉停止に導いたこと。原発再稼働に際し、所管官庁の経済産業省を介さない新たな基準(ストレステスト)を導入し、再稼働を難しくしたこと。これらの施策の結果、菅首相が退陣した後の2012年5月、日本は一時的とは言え、国内で1基の原発も稼働していない「原発ゼロ」の状態が実現したのです。
菅政権で法制定のめどをつけた、再生可能エネルギーの「固定価格買取制度」(FIT)は、その後の国内における太陽光発電の比率を、飛躍的に高めました。短命に終わった菅政権ですが、少なくとも「原発政策は大きな転換が可能」ということを、現実味を持って示すことに成功したと言えます。 ここは推測で書いている
民主党政権 失敗の検証
2009年9月から2012年12月までの民主党政権で政権運営でどの様な失敗があったか?という話を民主党関係者のヒアリングなどを行いながらまとめたもの
組織運営が自民党に比べて下手くそだという指摘
政権運営経験が浅いのだから当たり前基素.icon
新卒に「ベテランより運営下手」と言うのと同じ。有益でない事実の指摘
自民党による総括
毒が多すぎるので事実だけ拾って検証するのがよいだろう
その後の政権でも戻さないということは戻す理由がないということでは?というような基本的な反論が容易に思いつくが、説明されることはない
政権運営できる政党が事実上自民党しか存在しないのはとても良くない構造
選択肢が1つということは、基本的には必ず勝つ
寡占の状況では公正さは軽視され、政治に自浄作用が働かない https://www.youtube.com/watch?v=snqQm7i00zE
経済政策は良くなかった
マニフェスト選挙はよかった
子供手当
それまでの補助金を整理しなかった点が予算的に問題
高校無償化
農家の個別保証
ヨーロッパスタイル
自民党は農協に金を出していた
雇用保険をすべての労働者に
正規と非正規の格差是正
歳入庁を作る
国税庁と年金機構を一緒にする
これらの政策は時代を先取りしていた
小泉純一郎「野党は自由なことを言えるが、与党は今の政策を否定できないから簡単なことを言うしかない」
政権の継承をうまくできなかった
ブレアは批判していた相手のサッチャーやブレアを引きつぎうまく行った
民主党は全否定しようとしたが、うまくいかなかった
経済再生諮問会議はダメだと言ったが新しいものを作れなかった
官僚にやってもらったほうが効率がいいことを、自分でハンドルを握ろうとした
政治は官僚の隣で指示をしなければならない
野田は逆に財務省の運転するバスに乗ってしまった
2012年の党首討論で負けは決まっていたのに選挙をした点は野田を評価する
野党こそ政党ガバナンスを主張せよ
20人の推薦を集めるのは難しい