残存簿価
減価償却が終わっても現物は残っているため、1円を残していると固定資産台帳などで管理することができます。これが0円だと固定資産の存在がわからなくなってしまいます。
そのため固定資産を廃棄処分した時は、残存簿価を除去するため、除却損として仕訳を行います。
ちなみに残存簿価は2007年の税制改正により作られた考え方です。
2007年以前は、耐用年数が経過した資産は、残存価額として10%の価値があるとされていました。そのため残存価額を考慮しつつ計算が行われていましたが、税制改正により残存簿価(1円)となり、わかりやすくなりました。
1円だから価値なしになったのか。いや100個とかあったら
例えば普通自動車の減価償却期間は6年なので、7年目には1円になっている
除却とは簿価の残高を無くすこと
会計上は帳簿から固定資産を除いた時点で固定資産除却損を計上しますが、税務上は固定資産を廃棄するまでは除却損を損金に算入することができませんので注意しましょう
固定資産を廃棄処分した時は、残存簿価を除去するため、除却損として仕訳を行います。 個人事業種の場合雑費でもよいらしい
固定資産を取り壊したり、廃棄した場合は「除却」の処理を行います。この除却によって生じた損失は「雑費」として経費計上します。
その金額が多い場合などは「雑費」ではなく、「固定資産除却損」という勘定科目で経費計上しましょう。
売却の場合
個人事業種の場合
事業主勘定で処理する
個人事業主の場合、固定資産の売却で生じた損益に関しては、事業の損益には含めないことになっています。
売却と廃棄
除却
使いのをやめて放置する
ものには価値が残る
廃棄
完全に捨てる
お金を払って処分したとか
弥生の青色申告オンラインだと固定資産台帳から「売却」か「廃棄」を選べる
例えば 減価償却が住んでいる車を0円で売却した場合
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車両運搬費具 1 事業主貸 1
https://gyazo.com/e3258f430a669f7fea8203627727829e