松文館裁判
2002年、「松文館」から発行された成人向け漫画が猥褻物にあたるとして、同社の社長貴志元則、編集局長及び著者である漫画家のビューティ・ヘアが逮捕された
この漫画では生殖器を作画した部分には、範囲の40%に当たる面積を黒く隠蔽する「網掛け」が自主規制として行われており、これは成人向け漫画のなかで一般的な水準、ないしは厳しい方だった
一審の判決で中谷雄二郎裁判長は「市場に出回っている多くの成人向け雑誌は、摘発していないだけで本来違法である」と明言しており、その上で「40%の網掛け修正は小さすぎるため違法」と述べている 40%のハーフトーンということ?
モザイクの濃度の話は全裸監督にもチラッと出てきた(実写エロ本の修正) 最高裁
被告人側はあくまで無罪を主張し上告したが、2007年6月14日に、最高裁判所第一小法廷(才口千晴裁判長)は、二審判決の漫画もわいせつ物に当たるという判断を支持。 判決の影響
裁判後、局部の修正の強化が各社でなされ、モザイク修正・黒ベタ修正・ホワイト修正などが施され、局部が一部または全部が見えない状態が一般的となった。