強制許諾制度は効率が悪くうまく回らない
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使用料や使用条件を決める主体 政府 利用者と集中管理団体
1970年の現行著作権法制定時に導入された裁定制度は2018年度までの約50年間に許諾した著作物の累計は36万点にすぎず、5800万点を超えるヨーロピアーナのような大規模デジタル化対策には向かない制度であることが判明する。 ヨーロピアーナは2005年に計画されて2008年にできている
強制許諾制度はアメリカや欧州では非効率であることを理由に採用されていない アメリカ 2019年の孤児著作物および大規模デジタル化報告書
2006年の結論と同じで高度に非効率としている
欧州も2008年の孤児著作物指令採択時に強制許諾制度についても検討。政府がお墨付きを与える制度なので、法的安定性は高いが非効率であるとして採用しなかった。