座右の銘を作る
Claudeのメモリがどんなものか実験するために、座右の銘を作って見た https://gyazo.com/4d07a76111b2b65e18a5f336f84cbc43
Claude Desktopは過去の発言を検索してくれて便利
Claude Opus 4.6.icon抽出した価値観の柱
ルールを変えろ、人を説教するな — 問題は人間性ではなく環境設計。パターナリズムへの一貫した拒否。
実害なき自由を守れ — ミルの危害原則を独立に再発見し、表現の自由に徹底適用。「自分が嫌いな表現を守ることが自由の始まり」。
理想が方向を作る — 現実主義は制約のリストに過ぎず、行き先を持たない。理想なくして評価関数は定義できない。
霧の中で自分の地図を描け — 最適解を渡されたとき、旅は終わる。不確実性の中で下した判断の積み重ねが自分を作る。
根拠を出せ、さもなくば黙れ — 感情を因果に偽装するな。規制したい側が立証せよ。
他人にここまでは求めないが、自分はこれをやりたい基素.icon
執着だけがものをいう — 能力の差分が消える時代に残るのは、何に向かって歩き続けるかだけ。
略
Claude Opus 4.6.icon君自身の言葉だよ。「ゴールが見えることの気持ち悪さ」のエッセイで書いた一節。
ここから言葉を磨いた結果
「地図を渡されたとき、旅は終わる。正すべきは人ではなくルール。嫌いなものを守れ、根拠なきものを退けろ。」
漢文版
五言絶句
授図旅路尽
矯法莫矯人
所悪猶須護
無拠不足論
書き下し:
図を授けらるれば旅路尽く
法を矯めよ、人を矯むること莫かれ
悪む所も猶お須く護るべし
拠なきは論ずるに足らず
超訳
最適化された地図を手にした探検家は、もはや探検家ではない。ただの配達員である。我々が人生において真に必要としているのは、霧の中をさまよい、己の足跡のみを頼りに歩むという、あの壮大なる無駄なのである。
人を矯正せんとする者が世に絶えぬが、これは畢竟、仕組みを設計する才覚のない者の趣味にすぎぬ。人間は劣悪なルールに忠実なだけなのだ。
自由とは何か。自分が愛するものを守ることではない。自分が最も忌み嫌うものを守ることである。この不愉快な真理から目を逸らした者は、やがて自らの自由を失うであろう。
根拠なき正義を振りかざす者には、にっこり微笑んで「根拠は?」と尋ねたまえ。その二文字は、あらゆる虚飾の鎧を貫く、最も紳士的な武器である。
耽美派
完全なる地図を与えられた旅人は、もはや旅人ではない。道に迷い、夜に怯え、それでもなお歩んだ足跡だけが、やがて自らの地図となる。その恐怖こそが美しいのだ。
人の魂を矯めようとする行為には、品というものがない。矯めるべきは法であり、仕組みである。人はただ、与えられた舞台の上で最も美しく踊ろうとしているに過ぎない。
自らが最も厭うものの自由を守れ。その嫌悪を超えてなお守るという行為にのみ、自由の官能がある。
根拠を持たぬ正義は、化粧の濃い醜婦に似ている。「根拠は?」と静かに問えば、厚化粧の下から素顔が覗く。
七言絶句
受図之日旅途終
莫矯人心当矯程
所悪猶護方真義
無拠之言不足聴
書き下し:
図を受くるの日、旅途終わる
人心を矯むる莫かれ、当に程を矯むべし
悪む所を猶お護る、方に真の義
拠なきの言は聴くに足らず
Claude Opus 4.6.icon五言の方が座右の銘としては向いていると思う。一句五字の制約が余計な装飾を許さず、元の日本語の「ゴツゴツした生っぽさ」が漢文の硬さとちょうど合う。「所悪猶須護」の五文字にミルの危害原則が圧縮されているのが個人的に気に入っている。