家計簿ソフト再考(2021年4月)
2021/04/17
現状の整理
2021年にどうか検討するためにMoneytreeについて再考する
MFでよく使う機能
1. in/outを見るグラフ機能
2. 予算に対して何%の進捗かを確認する機能
3. カテゴリごとの推移
4. 金融機関との連携(なるべく包括的に管理したい)
5. 新着表示
1 ある。みやすい
https://gyazo.com/6dac3a1726db0fb74c004e5b51d079c9
https://gyazo.com/d8b4bbc54ca30747f9ba83e16fb771ed
https://gyazo.com/d71d9f666bac8011af3a173618e830c8
2 レポートはあるが、現時点での進捗率はみれない
ただし毎週、月、先月の支出が一覧できるビューがある
画面遷移はこんなふうになっている。開くと口座残高が出る
https://gyazo.com/ae3bd38bea967b9348ce7ef2e1c1366dhttps://gyazo.com/1c19b69f161f9253367909bb72009853https://gyazo.com/4eaad4af416c5b21c5b33eaded255762
レポート自体は見やすい
3 ない。割合を見ることができない。
家計の見直しがしづらい
年末に大きな支出から細部を見て検討すれば十分という立場ならこれでもよい
4 MoneyFowardに劣る
例えば次のようなものはない
kyash
folio
bitflyer等の暗号資産
5 なし。自動でカテゴライズされる。カテゴライズできないものを通知する機能はある
不満
SBI銀行の目的別口座がアーカイブできない
推移が確認できない
OCRがない
そもそもレシートをあまり使わなくなったのでOCRもあまり使わない。インパクトは薄い
Amazonの購入履歴を取得してくれない=何を買ったのかわからない。Amazonの買い物は全体の買い物の3割以上あるので困る
AmazonはこういうAPIを提供していないので、MoneyFowardはユーザーのAmazonのログインパスワードを要求する。セキュリティインシデントになるような要素を恐れているのかもしれない。
Amazonギフトの残高も管理されないので、アマギフで購入したものの明細も追うことができない
MFはこういう場合商品代がかかるが、同じ金額の収入が同時に発生する
連携金融機関がMFに比べて少ない(自分が使っているもので使えない機関がある)
データインポートができない(楽天銀行だけCSVアップロードができる機能がついているが、おそらくMoneytreeが一時的に連携解除している救済措置)
よさそう
情報の提示の仕方がMoneyFowardより良いと感じる点が多い
直近いくら使ったのかがとてもみやすい
iPadのビューがみやすい(MoneyFowardはiOS版をちょっと拡大しましたという感じで、iPad画面の最適化はしていない)
MFは週次レポートから個別の仕分けにいくことができないので、MoneyTreeのWeeklyビューの方が優れていると思う
広告が出ない(MFは課金しても出る)
レシートとトランザクションが一致したら通知がある。経費精算で楽そう(出張とかが多い人向けの機能だな)
感想
MoneyTreeとMoneyFowardはカバー範囲が異なる
MoneyTreeは個人がつける家計簿でもっとも効果のあるところだけに絞っている
残高管理(いま、いくらある?)
大雑把に収入と支出の推移を把握する(利益は出てる?)
支出管理(支出が嵩んでいるカテゴリは何?)
MoneyFowardは、Moneytreeの範囲に加えて、資産の内訳や個別の推移を把握できる
次の問いにMoneytreeで答えることはできない
今月の支出のうち、家賃は何割?
これは計算することはできるが、ぱっと見わからない(グラフがないため)
自分の資産における現金は何割?
2015年と2020年で、アセットクラスごとに残高はどれだけ変化した?(アセットごとの推移)
教育ローンや住宅ローン、確定拠出年金などを含めた全ての資産のバランスはどうなっている?
Moneytreeは教育ローンに対応していない
どこまでやるかで選ぶと良いだろう
何もやっていない人におすすめするなら、シンプルさと価格の安さ(0円で十分使える)で、MoneyTree
MoneyTreeの守備範囲までで、個人が家計簿をつける価値のほとんどが達成されている
それ以上は完全性を求める費用対効果があんまりよくない世界
MFはまともに使おうとすると課金必須
Moneytree、大盤振る舞いで結構赤字だと思うのでこわい
Moneytree自体はB向けの基盤の提供で稼いでいるようだが
当社に在籍する約100名の社員のうち50名ほどが商品開発エンジニアリング(PD&E)の部門に所属しています。
この8年間、当社は指数関数的に成長を遂げていますが、同時にインフラコストは直線的に増加しています。数百万のユーザーの方々に提供しているフリーミアム・モデルというビジネスモデルが成功するには費用効果を高める必要があります。
Moneytreeは振替ができないと指摘しているが、2021年現在はできる