学び方
https://gyazo.com/0bafe3954cf292c29e04015a773d93fa https://www.irasutoya.com/2016/12/blog-post_870.html
学び方を学ぶモチベーションは、一生涯にわたる学びの効率をあげること
大学の新入生向けには学び方の本が結構ある。自分が高校生の時にこの情報を知っておきたかった
研究のスキルは「知らないことを知る」スキルなので、非研究者でもおすすめできる(人間は死ぬまで学び続けるので) Q. どの領域を学ぶか? A. 全部のサイクルを回す
サイエンス
方向性の決定:地図から、学ぶべきこと・アプローチ・学んだ後の理想の状態・環境やひとまずの目標を設定する
技術向上に偏向した専門家というのは、傾向として、他人との関係にあまり興味を示さず、したがって他者とのコミュニケーションのひとつであるコンテンツ生成に消極的です。また、収益獲得の観点からは、向上した技術を用いてクライアントワークをしたほうが効率的であって、コンテンツを生成する必要がありません。当然、技術が高ければ営業は一切不要です。ゆえに僕がアクセスするコンテンツというのは、セカンドティアの専門家によるものである可能性が高い。
しかし、営業・マーケティング・収益獲得 を目的としないきまぐれな最高の専門家によるコンテンツが存在するのも事実であって(僕の領域なら僕はわかる)、それをいかに発見するかは重要な論点だなと考えています。
リストを3つ作れ。
1. 習得済みの技術 使い方を知っていて、最小限の調査で済むテクノロジー
例:「CI/CDパイプラインのセットアップの仕方を知っている」
2. 解像度の粗い地図 企業のインフラで使われていることを知っているテクノロジー 例:「Dockerをいつ、何故使うかは知っている。だけどDockerfileは書いたことがない」
細かなテクニックの習得コストは高いし、〜数年程度ですぐに陳腐化する、「なぜ使うのか」を大きな歴史の流れの中で位置づけて学ぶのはいざとなれば学べるし、文脈として理解できる
3. 未知の技術 聞いたことはあるけど何者なのか見当がつかないテクノロジー
例:「Kubernetesというのは聞いたことがあるけど、何のために使うのか見当がつかない」
リスト (1) はcomfort zoneにあたる。履歴書のトップに書けて、これで飯を食っていける。このリストを増やすことに努めろ。月に一つか、四半期に一つか、それがどれだけ「でかい」かによる(例:「Javaを学ぶ」)。 リスト (2) も同じぐらい重要だ。このリストは、どのようにコミュニケーションをとり、アーキテクチャ上の決定を下すかを示している。サーバーレスアーキテクチャへ移行することのトレードオフを天秤にかけることは、それが何なのかを知らないとできない。だけどLambdaを使う理由を知っていれば、Lambdaについて話すことはできる。
リスト (3) は恐怖だ。このリストの会話では深い水底に落ちた幼児のような感覚に陥るだろう。
「いっぱいいっぱい」を乗り越えるにはどうしたらいいか?簡単だ。一日に1時間でも使って、テクノロジーをリスト (3) からリスト (2) に移せ。
研究ではなく入門書があるような領域を学ぶときの方法
手順
新しく学びたい領域について、入門書を5冊〜10冊ほど買う(技術書なら1万〜2万ぐらいか)
ひとつひとつを精読するのではなく、ただ文字を追うぐらいの感じでわからないところは読み流しつつ、読み切る
1冊1時間と時間を決めて、必ず時間を守る
本を読んでいる時にコードを書いたりコマンドを実行したりなど、試したりすることはしない。ただ読むだけ
それを、買った冊数分(5冊〜10冊)くりかえす。そうすれば5時間〜10時間、すなわち1日で学習できる
上記により、その領域の入門的な全体像は頭の中に入るので、あとは簡単なタスクについて手を動かしながら、公式ドキュメントなどを読みながら自分で進める
よくある失敗は、全体像をつかむことなく細部から入るから起こる。細部から入ると学習が遅いし、行き詰まって嫌になる。これが一番のポイント。
初学者にとっての敵は、学習に飽きること、わからないことにつまづくこと。なぜそうなるかというと、全体像がわかってないから。まずは、当該領域において入門レベルではこのあたりのことが語られているのだなあということを把握する。何冊も読んでいると、だんだんその領域についてきいたことがない話がでてこなくなる。10冊読めば、知らない話はまったく出てこなくなる。そうなったら独力で勉強できるようになったサイン。あとは、実際の課題に基づいて深く学んでいけばいい。
入門書は端から買う
入門書として何を選べばいいのか? 評判はあまり気にしないこと。ひとのお薦めに従うのはいいけど、1冊に決めないこと。なぜなら、入門者なんだから評判なんてわからないし、薦められた本が良いかどうかもわからない。だまって書店やサイトで検索して出てきた本を、端から買えばよい。ただ、学問的領域なら研究者が書いてる本がよいだろう
学習に対して投資したいなら、最初の時間に投資すべし。
https://www.youtube.com/watch?v=9toWjiFmqOY
ゴールがない勉強のやり方
どんな手を使ってでも理解する