受動喫煙は肺がんリスクを1.3倍に高める(メタアナリシス)
受動喫煙による肺がんリスクは、疫学研究のみならず、たばこ煙の成分の化学分析、および動物実験などの生物学的メカニズムの分析においても、科学的に明確に立証されています。世界的には既に「確実」という結論が明確に示され、たばこ規制枠組み条約(FCTC)などにおいて世界共通の問題として対策を進められてきました。 しかしながら、日本人を対象とした個々の疫学研究では、これまで統計学的に有意な関連が示されておらず、「ほぼ確実」という認識でした。このたび、8月30日に発表した研究により、日本人を対象としても国際的な結果と同様、「確実」という科学的な結論が明確に示されました。