他人をみんなで叩くのは気持ちいい
@TANAKA_U: 「不愉快と怒りの共有」はインターネットの超人気コンテンツ。たぶん猫と同じぐらい大人気。 前者にハマると自分に無関係な不愉快や怒りをコレクションし共有するようになる。確かに刺激が得られる趣味だとは思うけど、心には悪いと思う。
Twitter以前も2ちゃんねるとかであったと思う(今もあるが、ユーザー数と仕組みの違いから、拡散力は2019年においてTwitter派の方が遥かに強い印象)。有名税という言葉もあった。 ここ数年めにつくのはTwitterがマスになり、マスはそういう属性の人たちが多い?
あるいは一定割合でそういうのを好きな人たちがしっかり繋がれるようにTwitterがワークしている
相手を叩く条件
理由必要
倫理観は刷り込まれているので、弱いものいじめは基本的に多くの人は嫌いなはず
楽しむとしても消極的なもの
つまり、相手を叩く場合、自己正当化できる理由がなければいけない。叩く対象が誰の目にも明らかな悪い人(犯罪者)だとかの理由が必要 「みんなで」やる効果
みんながやっているから正しいと誤信できる
自分だけが悪くないと感じることができる
祭り
加熱の条件
「反撃されない相手」であることがわかることは叩きが広がる要因
面倒ごとは誰しもごめんだし、面倒なことはエンタメにならない(面倒なエンタメは何も思いつかない)
きっちり訴訟を仕掛けてくる(と想像できる)ならブレーキになる。
相手から反撃されると面倒だが、みんなでやれば自分への反撃される確率は下がるのでみんなで叩けば自動的に「反撃されない相手」ができやすい
楽しいのは共感ではないか?
他人を叩くことそれ自体よりも、「みんなと」一緒に何かをやることが重要なのではないか?という仮説 みんなと同じ行動をするのは基本的に面白い。共感という快感がある。それが間違っていることでも本人達に楽しさはあるだろう。 みんなと同じことをやるとき、正の感情も負の感情も増幅される
他者の反応が見えるところではそれを感じられる
良い動画は雰囲気がとても良く、炎上動画は雰囲気がとても悪い
Yahooニュースのコメント
Twitter
なぜ叩きが流行るのか?
叩きじゃない正の感情の共感でも満足できるはず
叩きは、普通の人が共感できる機会が多い
ネットで簡単に共感を集められる。なぜか?
叩く相手を叩く理由をつける
こいつは悪いやつだ、というような煽り文句から入る。大抵その人がやった悪いことを論う。写真付きだとなおよし
その理由はたいていの場合納得できるものである
いじめっ子であるとか
悪いやつを叩くという構図をつくる。勧善懲悪は少し古臭いが、話の王道だ。王道は面白い
同じ風に叩き始める人が出る。やっているうちに調子にのる 人間がたくさんいると、叩きの対象は毎日何人も出る。叩きに共感できる機会が多い