仏教
ブッダが亡くなった後、ブッダの教えをどう解釈するかで仏教は2つに分かれます。
厳格な教えを守ろうとする長老グループが上座に座ったので、上座部仏教と呼ばれます。
それ以外の一般大衆は下座に座りました。「われわれ一般大衆は、自分だけが修行をして自分だけが救われるのではなく、みんなが救われるんだ。言ってみれば、“大きな乗り物”なのだ」ということで大乗仏教と自称します。 上座部仏教のことを、「自分たちだけが救われればいいと考えている、言ってみれば“小さな乗り物”なのだ」と「小乗仏教」と呼びました。 ...「小乗仏教」とは大乗仏教からの見方で客観的ではないとして、現在は上座部仏教と呼ばれているのです。
大乗仏教は中国や朝鮮、日本で発展していきます。チベット仏教というのは大乗仏教に分類されるのですが、インドからチベットへ渡って独自の発展を遂げました。