中国製造2025
中国の習近平指導部が掲げる産業政策で、2015年5月に発表した。次世代情報技術や新エネルギー車など10の重点分野と23の品目を設定し、製造業の高度化を目指す。 建国100年を迎える49年に「世界の製造強国の先頭グループ入り」を目指す長期戦略の根幹となる。
2018
まえがき――米中貿易戦争の根幹は「中国製造2025」
第一章「中国製造2025」国家戦略を読み解く
一、〔2025〕が生まれた社会背景に反日デモ
二、〔2025〕への準備作業――一党支配体制への危機感
三、新常態(ニューノーマル)は〔2025〕から生まれた
四、〔2025〕、平易な言葉に隠された意図
第二章 世界トップに躍り出た中国半導体メーカー
一、半導体産業に軍の影がちらつく理由
二、世界トップ10にランクインした清華大学の紫光集団
三、もう一つのトップ10、華為(Huawei)の頭脳ハイシリコン 四、半導体製造装置の国産化を見落とすな
第三章 人材の坩堝に沸く中国
一、1964年、中国核実験を成功させたのは誰か?
二、1996年、地球を覆う中国人材市場
三、2008年「千人計画」と2012年「万人計画」
四、ハイレベル人材の自給自足:ボーン・イン・チャイナへ
五、清華大学の顧問委員会に数十名の米財界CEO
二、世界初の量子暗号通信に成功――量子暗号を制する者が世界を制する
第五章 習近平、世界制覇へのロードマップ
三、トランプとの戦い、日本への接近
あとがき――「一帯一路一空一天」