中国のコピー
中国のコピー
魯迅が言ったのは、「立ち遅れた中国の文化や技術を前進させるには、すでに存在する海外の優れた文化や技術を取り入れた方が早い」という趣旨だ。 1934
IPビジネスをやるようになって著作権への意識が高まっている
陳暁:この10年ぐらいで中国のオリジナルコンテンツが生まれてきて、やっと著作権について理解したという感じでしょう。それまでは赤い色のキャラクターをパクって青にして売って、怒られたら黄色にして売るという感じだったんですが、自分がいざオリジナルをつくって売ろうとすると、著作権保護について学ばざるを得なくなったんです。
たとえば日本のオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』をパクったテレビ番組が中国にあるんですが、裁判をしながらシーズン1、シーズン2、シーズン3と進んでるんです。
使用料よりも裁判費用のほうが安いので、裁判をしながらシーズン2で名前を変えて、シーズン3では内容も変えました。
最初は明らかにパクリだったのに、裁判の結果に応じてシーズン3ではほぼオリジナルの番組に生まれ変わるという現象がありました。
でも、いまではオリジナルから始まってマーケティングをがんばるという方向になり、パクリは消えつつあります。ビジネスにならないので。