マンガと漫画の表記揺れ
マンガと漫画で揺れてるのをよく見る
もっと言うとひらがなの「まんが」もあるがこれは2022年現在、見かけない。
ちょっと古い本には「まんが」と描かれていることがある
漢字が読めない子供向けの本は言わずもがな
調べる前の想像
一枚絵紙芝居があってその後発達した時に区別するために「漫」がついた
マンガの方が漫画より後
漫画とマンガを区別する理由があった影響力のある人が好んで使った
はっきり分かれていないあたりコンセンサスはない
調査
日本では明治時代に輸入された"comic"、"cartoon"の日本語訳として「漫画」という言葉を北澤楽天や今泉一瓢が使用したことに始まって以後、漫画はcomicと同義として扱われる様になり、その意味での「漫画」が昭和初期に普及し、現代における漫画という語へ定着するようになった comicやcartoonの方が先なの?基素.icon
幕末期、欧米からカリカチュアやコミックの技術が伝来すると、それらの呼称として「ポンチ絵」「ポンチ」「西洋ポンチ」などが定着した
現代的な意味で「漫画」という語を使い始めた最初の人物は明治時代の今泉一瓢である。
一瓢は1895年10月31日、風刺画を中心とする『一瓢漫画集 初編』を出版、明治期に日本に入ってきた caricature または cartoon の訳語として「漫画」を用いた 『一瓢雑話』において、「漫画というものは、一口にいえば滑稽書であって、その内に風刺的なものを含んだのもある、また含まないのもある。日本に昔からあるものは俗に鳥羽書、あるいは北斎漫画のやうな類の書であって、この他にはオドケ書と云う」と論じ... 風刺・滑稽さ
「漫画」という言葉を cartoon および comic の訳語として使用したのは、明治後期にデビューした北澤楽天である
楽天はオーストラリア人に欧米流の漫画技法を学んで新聞『時事新報』の専属となり、従来のポンチとは異なる新機軸の画風であることを示すために「漫画」の呼称を前面に出すことを編集側に自ら提言し、1902年1月、彼の作品発表のために同紙で漫画を特集した『時事漫画』欄が設けられ、1921年2月に別刷りの日曜版別冊として独立した。以後、この意味での「漫画」が現代における日常語として定着するようになった。
出典 須山計一『日本漫画100年 西洋ポンチからSFまんがまで』(芳賀書店、1968年)pp.15-19
現代的な意味での日常語として「漫画」という言葉が使われ始めたのは少なくとも明治時代中期ないし大正時代にかけてのこと
それまで、滑稽な要素と物語性を持つ絵画作品は「戯画」「狂画」「草画」「滑稽画」「鳥羽絵」「戯絵(ざれえ)」「かち絵」「ポンチ絵」などと呼ばれていた(これらのいくつかは絵画形式の名称や、批評上のカテゴリでもある)
「漫画」という熟語は、本来の字義的には「気の向くままに(絵を)描く」「漫然と描かれた絵」という意味であり、日本で生まれた和製漢語である。1798年に発行された山東京伝による絵本『四時交加』の序文にその初見が見られる
いろんな説がある
中国から伝わった「気の向くままに(文章を)書く」、つまり随筆を意味する漢語「漫筆」から、日本で「漫筆画」を経て「漫画」になったとする説
中国語名で「漫画(マンカク)」というヘラサギの一種が雑食で水をくちばしでかき回して何でも乱雑に食べることから、日本で当初「漫画」が「種々の事物を漁る」「様々な事柄を扱う本」を指す意味になった、とする説
清水勲は著書『日本近代漫画の誕生』において、「マンカク」が戯画の意味を持たないことを指摘し前者を支持しているが、『四時交加』、そして後述する『北斎漫画』といった由来を示す文献に、これらの説を裏付ける要素があるわけではない
戯画風のスケッチを指す意味の言葉としての「漫画」は、葛飾北斎による絵手本(スケッチ画)集『北斎漫画』(1814年)が始まりとされる。この作品集には戯画や風刺画が載っており、現代的な意味での「漫画」と重なりをなしてはいるものの、まったく同じ意味とはみなせない (日本の)漫画と西洋のコミックの違いを説明するのは難しいですね。でも、最も明白な違いは、ストーリーの展開の速さでしょうか。西洋のコミックは展開がとても速く、日本の漫画はとてもゆっくりです。
子供の時に漫を習っていないのでひらがなやカタカナで書いた名残説
「マンガ」という表記を良く使っていた人は手塚治虫さんです。
ソースなし
つげ義春先生は『漫』の字がついたら芸術でなくなると言い、 矢口高雄先生は『とるにたらない絵』ととらえられるからと漢字表記を避けました。 作中で広辞苑の「無邪な滑稽」をとるにたらないとしたのは飛躍があると思う
けど松本零士先生の『漫』の字の解釈を私は支持し、なるべく漢字表記をしたいですね。 https://pbs.twimg.com/media/E9RyExkVkAcDALA.jpghttps://pbs.twimg.com/media/E9RyFV-UYAAhQJd.jpghttps://pbs.twimg.com/media/E9RyGC9VkAQF-2Z.jpghttps://pbs.twimg.com/media/E9RyGrjVEAMfLmt.jpg
@takayukiharada: それって結局、手塚治虫先生が自身の開拓したストーリー漫画をずっと『漫画』(マンガ)と呼び続けてきたからだと思うんですよね。 若き日の手塚先生は自分の漫画に『漫画に非ず、小説にも非ず』と但し書きしましたが、その『新ジャンル』の名称は作りませんでした。
@takayukiharada: もし手塚先生が例えば『劇画』とか『駒画』を使用したなら、今頃『漫画』(マンガ)は一コマ漫画や従来の新聞4コマ漫画に使われるだけだったかもしれません。 実際、手塚先生は『マンガ』とカタカナ表記を多用してますが、現在その『マンガ』のカタカナ表記が一般的ですしね。