バーチャルキャストで自作背景をつくる
自分でモデリングした背景をバーチャルキャストで使う手順を実際にやったときの記録
注意:単に360°画像を背景にしたいだけなら簡単です。Unityを使う必要はありません。バーチャルキャストでパノラマ画像を背景にするに手順を書きました
以下は、モデリングした背景をバーチャルキャストで利用するまでの一連の手順です
最終的にできること
https://gyazo.com/9ef113e9697d5b984033ddc4021bd68c
画面が白いのは壁が真っ白でシェーダも白く見えるようなものになっているからで、実際にはワイヤーフレームで表示されるような家があります
環境
Unity 2018.4.11
UniVRM v0.53.0
手順
手順は基本的に公式Wikiのとおり
virtualcast:guide:addbackground [VirtualCast]
事前準備
背景モデルをFBXなどで作っておき、GLBとして吐き出しておく
Unityでバーチャルキャストの背景モデルをつくる
Unityのバージョンをあわせる
unity:download [VirtualCast]
※2019年6月現在、2018系なら問題ありまあせん。2018系の最終バージョンを選択してください。
2019年10月26日時点での最新版は2018.4.11なのでこれをいれる
https://gyazo.com/0c395f905140187652f7942e72d90656
バーチャルキャスト指定の.NETのバージョンを使う設定をする
unity:trouble:runtimeversion [VirtualCast]
達成条件
VCIやVRMの作成において、Unityのどのバージョンであっても .NETのバージョンは指定のバージョンに必ず変更する必要があります。
現在は .NET 4.x Eauivalent を使用してください。
[Edit] > [Project Settings] > [Player] と進み [PlayerSettings] を開きます。
この設定は存在せず、Other Settingsにまとめられていた。Configurationの要素名は変わっていない
デフォルトで.NET 4.x Equivalentだったので何も変更なし
最新版のUniVRMをダウンロード
https://github.com/vrm-c/UniVRM/releases/tag/v0.53.0
プロジェクトを作成してUniVRMをインポートする
vrm:make [VirtualCast]
背景モデルをFBXなどで作っておき、GLBとして吐き出す
基素.iconは作ったモデルなんかなかったので、Unityで適当なモデルをでっちあげた
Unityでバーチャルキャストの背景モデルをつくるに手順をかいた
事前に作成したGLBをニコニ立体にアップロードする
https://3d.nicovideo.jp/works/td62563
バーチャルキャストで使う
VirtualCastを起動する際にニコニ立体のIDを記述する
https://gyazo.com/6651a27f28c5a559b05f9fe2e8e93724
バーチャルキャスト内で背景メニューの一番左に、指定した背景が表示される……のだが
なぜか、下の方に表示される。なぜ?
https://gyazo.com/c890e366be094cbe05506634f69b09a3
わかりにくいが、はるか眼下にある家
原因は、作ったモデルにおいて、empty objectの下にcube(今回アップロードしたもの)を配置したとき、transformがはちゃめちゃになっていたため
https://gyazo.com/aca26783de8a9640a3539b894ad51c24
座標を修正(0,0,0)にし、再度アップロード
ステージ切り替えをしてみる
https://gyazo.com/9ef113e9697d5b984033ddc4021bd68c
ステージを変えるときにワイヤフレームが出るときにかろうじて通路の形がわかる(という意味では成功した)
ちなみに、上の動画はどうなっているかというと、実はこのようになっている
https://gyazo.com/02bb90b6fc1d5dab2bdd5bcd4cfda03f
しかし、全てのライトが真っ青になるのでクロマキー空間になる課題が残った
ライティングの問題
参考になりそうな資料
バーチャルキャスト向け背景(.glb)の作り方 - Qiita