ネットワーク外部性
製品やサービスの価値が利用者数に依存していること
直接的効果
電話そのものの性能には関係なく加入者の数によって価値が変化
間接的効果
ネットワークの規模(ハードウェアの普及度など)に応じてその製品の使用価値に直接関係する補完財(ソフトウェア)の提供される量や質が決定され、
そうした補完財の存在が需要者(消費者)にとっての製品(ハードウェア)の価値を左右するといった効果をいう
例:コンピュータのハードウェアとソフトウェア
ネットワーク外部性の考え方は、1980年代にはVHS/ベータの事例から技術標準普及の仕組みを説明する際に取り上げられ、1990年代にはニューエコノミーやIT革命が「ひとり勝ち」をもたらす背景理論として盛んに語られた。
外部性の概念自体はアルフレッド・マーシャル(Alfred Marshall)、アーサー・C・ピグー(Arthur Cecil Pigou)の昔から議論されており、
経済学者のハーヴェイ・ライベンシュタイン(Harvey Leibenstein)が1950年に示した「バンドワゴン効果(bandwagon effect)」は、実質的にネットワーク外部性と同じものだといえる。