ソフトドリンク・ケトーシス
熱中症予防にスポドリやジュースを飲むと、血糖が上がり、尿が増えます。ある所を超えると飲んだジュースより出る尿が多くなり、飲めば飲むほど脱水が進み、更に血糖が上がります。その結果昏睡してICUに入院したり、死んだり、後遺症で半身不随になったりします。月に2人はそういう人を診ています。 塩分補給のためにスポドリがいいと言って、生死の境を彷徨うことになる人は沢山居ますが、例えばポカリスエットは、100mLあたり炭水化物 (=糖分)7g、食塩 0.12gです。ペットボトル1本なら糖35g、塩0.6gです。糖分は角砂糖9個分もあるのに対して、塩分はごく僅かな量しか入ってません。
塩分濃度0.6%なので、塩もかなり入っているのでは? 運動時には塩分濃度0.1-0.2%が適正と聞いた
通常時には塩分過多なので薄めろと内科医に言われた
ポカリスエット1本で35gの糖分を摂ると、血糖値は175mg/dLほど上がります。糖尿病のけがある程度の人が、ポカリスエット2L飲んだら、血糖値は700上がるので、元々血糖値100だったとしても血糖800になります。3L飲むと1000を超えますが、これはICU入室もので、場合によっては死ぬこともある血糖値です。
高血糖になっても、1型糖尿病のような、全くインスリンが出ていない人でない限り、水分をきちんととっていれば、そう簡単には死にません。血糖が上がると喉が渇くので、脱水は自分で予防できる場合が多いですが、ここで飲み物にジュースやスポドリを選んだ場合、更に血糖が上がるので、死んだりします
甘い飲み物を1日に何Lも飲むと、一時に大量の糖がからだの中へ入ってきてしまい、血糖値を下げる臓器である膵臓は、対応できないことがあります。そうすると、血糖値が急に上昇し、昏睡(こんすい)を起こすことがあります。甘いジュースだけでなく、スポーツドリンクなども多く糖が含まれていることがありますので、注意が必要です。糖尿病ケトアシドーシスの患者さんの内、20%~30%が2型糖尿病であったという報告があり、インスリン注射を行っていない患者さんにも起こりうる急性合併症です。 ソフトドリンクを普段水代わりとして飲んでいる場合、1日に2リットル程度飲むと仮定すれば120 - 200gもの糖分を摂ることになる(熱量にして470 - 780kcal)。WHO/FAOは、レポート『食事、栄養と慢性疾患の予防』(Diet, Nutrition and the Prevention of Chronic Diseases WHO/FAO 2002年)という報告書において、慢性疾患と高カロリー食の関連を指摘し、食事中の総熱量(総カロリー)に占める糖類の熱量を10%(200-260kcal)以下にすることを推奨している
現場仕事だと薄めない方が良いらしい
看護師
夜勤で『ポカリを薄めたやつを日中2L〜4L飲みながら仕事をしていた』と言う現場仕事の方々が8名熱中症で搬送されてきたの。
ポカリ公式も『電解質バランスを計算して作ってるから薄めず飲んで』って言ってるの。
搬送されても急外で電解質補正の点滴打たれるから、頼む薄めずに飲んで。
単純な水分補給のときは薄める
ポカリスエットは、「水分とイオン(電解質)のスムーズな吸収」を探求し、現在の内容成分に決定しており、糖分は水分の吸収を早めるために配合しています。水で薄めた場合は「水分とイオン(電解質)のスムーズな吸収」は、損なわれてしまう可能性がありお勧めしておりません。
ポカリスエットが、直接糖尿病の原因になることはありません。糖尿病の発症要因はさまざまです。ポカリスエットは糖分と塩分を含む清涼飲料水で、100mlあたり約25kcalです。糖尿病の心配がある人は、ポカリスエットの飲用だけを問題にするのではなく、食生活を含めた生活習慣全般にわたって医師や専門家とのご相談をお勧めします。
Na 50mEq/l
K 20mEq/l
Cl 50mEq/l
Cl何g?
Cl 1mol 35.5g
50 mEq/l ×35.5 g /1Eq
1775mg/l
1.77g/l
3%の塩水のClぐらい
Na 1mol23g
20 ×23/1
460mg/L
1%の塩水のNaぐらい
ブドウ糖 1.8%
100mLあたり
炭水化物2.5g
カリウム 0.078g
食塩 0.292g
など
溶液中のイオンの電荷量足して濃度を扱いたいときの単位
mEq/Lは、電解質の濃度を表す単位で、溶液1Lに溶けている物質の当量数で