スタートアップの成功要因は市場選択が9割
大前提として、市場選択で9割がた成否が決まると考えます。どんな優秀なチームで潤沢な資金があっても、市場選択の筋が悪いと厳しい。市場選択が合理的で、タイミングが良く、創業者が優秀であれば、何度か方向転換したとしても、最後には必ず成功するだろう。これが、シード投資の期待値 市場選択
特定業種のバーチカルSaaSとか、まだまだ競合が少ない上に業界内の無駄が強く、アップサイドが見込める領域が日本にはまだまだ残っていると思います
個人的に市場選択で一番いいと思うのは、困っている人が多くて、エレガントな解決法があり、かつその事実にまだ誰も気づいていない、みたいな市場です。 例
日本は人口がこれから猛烈な勢いで減っていくので、年金が構造的に破綻していて将来に対して不安を抱える人が増えているとか、明らかな社会の大きな負は、それ自体がIssueで、確実に困る人が大勢
困っている人が多い市場でなくとも、テクノロジーでユーザ価値やコスト構造などに発明の余地があるものだと良いですね。ゲームのルールを変えることができる。市場さえ大きければ、その中の部分的なセグメントだけでも独占したら十分な収益性を生む。ただ、発明しないといけない事業って、基本的にはとても大変だと思います 今の日本は、起業家やスタートアップがまだそこまで多くないから、特定の発明とまではいかなくても、既存のやり方よりも良いビジネスプロセスを作って、問題解決ができるパターンが一番いいとは思います。 個人的な情熱と市場のチャンスの2つが、ベン図上で重なっている部分があると、事業として成立する
「人を見る」とは、優秀かどうか、というよりも粘り強く情熱を事業へ注ぎ続けることができるかどうか、という点です
シード段階では、投資家と議論しちゃいけないと思います。プロダクトを作る時間、ユーザーと会話する時間にほぼすべての時間を費やしたほうがいいと思います