ケインジアンとマネタリストの経済観の違い
ケインジアン「経済に自動的な均衡力はないよ。だから財政政策などをやって積極的に政府が介入するべきだ」
マネタリスト「いや、自動的な均衡力はある。貨幣量のルールだけあればうまくいく。財政政策はやっちゃだめ」 有効需要分析によるケインズ経済学では,その経済観として,経済には自動的な均衡力は存在せず,不安定であると考える.したがって財政政策を主とした種々の政策手段を利用して有効需要を操作し,積極的裁量的政策介入の必要性を主張する. それに対しマネタリストは財政政策を否定し,貨幣量のみのルール方式を提唱する.このマネタリストの主張を正当化する主要なメカニズムは二点に要約できる. 財政政策のような特定の資金フローの変化も、貨幣量の変化がなければ、民間支出を締出して総産出量に変化を与えることができない
2. 引戻し効果(snapback effect)
貨幣量が変化しても結局は実質利子率はもとに戻る
この二点のメカニズムかマネタリストの経済観である経済の自己均衡能力を保証し,裁量的な政策介入を否定して貨幣量のみのルール方式提唱の根拠となる
それでどっちがどういう時に正しいの?
ケインズとケインジアンは違うらしい(未読)