ギークハウス
phaを呼びかけ人として、趣味趣向の合うギークやプログラマー、インターネットを活用するクリエイター同士で共同生活をする目的で、2008年夏頃に南町田から開始 オンとオフが入り交じった空間だった。突然誰かが訪ねてきたり、突然夕食会やゲーム大会が開かれる可能性のある空間。それは面白いことではあったけれど、ちょっとそういうのに疲れていた部分があったみたいだ。
人に会ったり人を集めたりするのは、何か口実がいるな、ということだ。飯でも花見でも誕生日でもなんでもいいんだけど。シェアハウスだと、そういうのがなくてもいつもなんとなく人が集まるのがよかったな。これからは人と会う口実をたくさん作るのを上手になっていかないといけないのか。
シェアハウスみたいなたまり場とかコミュニティ作りをやっていて思うのは、いわゆる一般的な「恋愛」とか「結婚」とか「家族」とかってチートだよなあ、ということだ。恋愛とか性欲とか、そういう人間の判断力を低下させて行動力を上げるネイティブなパワーで人間をブーストさせて、その力でなし崩し的に男女がくっついたらその関係性はそれなりに社会的にも認められて褒められて、成立したペアの間には嫉妬心という天然の囲い込み機能も付いていて、さらには新たに人間を産むという個体の増殖機能までそなわっていて、血縁とか遺伝とかいうそれなりに物理的実体と文化的背景を持つ幻想の力でコミュニティへの一体感や思い入れも簡単に発生させられる。そのシステムは強力すぎるしずるいよなあ。まあそれくらい分かりやすくて強力じゃないと、人類はこんなに殖えなかったから仕方ないんだけど。 有名メンバー
ザ・ノンフィクション「会社と家族にサヨナラ~ニートの先の幸せ~」