キーエンス売却
教訓のまとめ
原則
時間軸の使い分けは投資家の投資方針による
短期シナリオのみの場合
予め定めた価格や期間で判断
予想が外れたら即損切り
感情的な理由での保持は避ける
長期シナリオのみの場合
ビジネス構造の変化を基準に判断
短期的な価格変動は重視しない
両方のシナリオがある場合
各シナリオの判断基準を事前に明確化
選択可能な戦略:
両シナリオが崩れるまで保持
短期シナリオ分を一部利確し残りを長期保持
ポートフォリオ全体のバランスで判断
-15.05%
売却のきっかけ
年末に向けての整理の形で手仕舞い
今年はビットコインの売却益があったので損出ししておこうと思ったが、そういえば雑所得なので損益通算できないので関係なかった。 もともと長期的に良い会社であると思っていた
買った時には新高値を更新したので短期的に上がると思って買った 数日で予想を外して下がった
このとき、「長期的に良い会社であるから」と言う理由でholdした
これがだめ
長期的にpositiveの見方は変わらないのだから、今売るのもダメなトレードといえる
今回の場合、売る基準は「予想が外れて下がったら」になるはず。完全に中長期狙いならもちろん別
短期と長期での理由があるなら二つだが、時間軸によって戦略が変わることによって、都合の悪い状況になっても自分に都合の良い理由を複数作れるから良い考え方ではなさそうだ
table:比較
短期目的 長期目的
短期で下がった 損切り 投資方針に変わりなし
短期で上がった 利確あるいは再検討 ?
長期目的で短期で上がったらどうするんだろうか
大幅に上がるなら拾っておくのもありにおもえる
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以下は考え方の一例です。
長期目的で購入した場合、短期的な値上がりは必ずしも「売りのサイン」ではない。
短期的な値上がりで、「もっと上がる」と判断できないままさらに買い足すのは、リスクを増やす行為になる。
もし買い増しするなら、会社の長期的な成長要因が明確で、現在の値上がりが割高ではないと判断できる必要がある。
長期投資なら、基本的には短期的な値動きより、会社の業績や将来性、ビジネスモデルの強さなどのファンダメンタルを重視するべき。
短期的な値上がり後に取れる行動は、以下のような整理が可能。
(1) 長期保有方針を崩さず、そのまま保持する(長期的にさらに成長すると考える場合)。
(2) 部分的に利確して投資金額の一部を回収し、残りを長期保有する(リスク管理)。
(3) 短期的な値上がりで割高と感じるなら、新たな買い増しは控える。
結局は、事前に「長期目的で購入した銘柄は、短期的な値動きにどう対処するか」というルールを決めておくと、感情的な判断を避けやすい。
このルールには「短期で○%以上上がったら部分利確」「割高感が出たら買い増しはしない」など、定量的な指標を含めるとよい。
基素.icon売却の場合は?
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長期目的で買った株が短期で値上がりしても、必ずしも売るべきとは限らない。長期的な成長余地が大きく、現時点で割高感がなければ、短期上昇はむしろ想定通りの途中経過かもしれない。
短期的な価格上昇によって明らかに割高水準に達した、または期待していた将来性が早く織り込まれ過ぎたと判断できるなら、部分的に利確しておくのは合理的。
部分的な利確により元手を回収し、残りの株式を「利益確定後の余裕」を持って長期保有する戦略もある。これにより心理的な負担が軽減される。
長期投資のスタンスを保ちつつ、一時的な過熱感(割高な評価)を感じた場合のみ売却で対応し、再び魅力的な水準に下がれば再投資を検討する、といった柔軟な運用も考えられる。
重要なのは、「何をもって割高と考えるか」、「どの程度の上昇で一部売却するか」といった定量的な基準を事前に設けておくこと。これにより、感情ではなく計画に基づいて行動できる。 Claude 3.5 Sonnet.icon
長期目的で保有している銘柄が短期で上がった場合の対応については、以下のような選択肢が考えられます
1. バリュエーション基準での判断
明らかなオーバーシュート(過大評価)と判断できる場合は一部利確
2. ポートフォリオ全体でのリバランス
急騰により配分比率が大きくなりすぎた場合は調整売り
他の投資機会との相対比較で判断
3. 投資テーマの再確認
上昇の要因が長期の投資テーマと整合的か確認
想定以上の業績改善など、より強気な見方が妥当な場合は継続保有
ただし、ご指摘の通り、最も重要なのは:
1. 投資時点での明確な基準設定
2. その基準に従った規律ある売買の実行
3. 時間軸の混同を避けること
です。
キーエンスの件から学べる教訓として、「長期投資」と「短期トレード」は明確に分けて、それぞれの戦略に忠実に従うことが重要そうです。両者を混ぜると、その時々の都合の良い理由付けで、規律ある投資行動が難しくなってしまいますね。
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自分のキーエンスのトレードの考察について、より深めることができる?
短期的にも長期的にも理由がある場合、それらを都合よく解釈してしまうのは問題だと思うが、一方で、短期的にも長期的にも理由が合わさっている事は実際にあるので、その際の適切な意思決定について考察したい。時間軸を完全に切り分けるのは誰しもが主張することではあり、実際意思決定をシンプルにすると言う意味ではわかりやすい。しかし本当に良いこと=利益最大行動なのだろうか?
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1. 時間軸の混在は往々にして起こる
たとえば短期的には市場センチメントの好転やテクニカルなブレイクアウト狙いで買い、同時に長期的にはビジネスモデルの強さや財務健全性に期待してポジションを保持する、という複合的な視点は現実的に存在する。
したがって、短期と長期の理由を併せ持つこと自体が悪いわけではなく、それらを混在させることで多面的なリスク・リターン解析が可能になる。
2. 問題は「都合のよい理由付け」に陥ること
短期的なシナリオが外れたにもかかわらず、「長期的に良い会社だから」といった理由で損切りの意思決定を先延ばしする、または売るべき局面で売らないことは、実際のパフォーマンスを損なう可能性が高い。
反対に、長期的展望があるのに、短期的な小さな逆風で焦って売ってしまうのも、長期的な利益機会の損失につながりかねない。
3. 時間軸を切り分けることの意味と問題点
時間軸の切り分けはシンプルな意思決定を可能にし、心理的なぶれを減らすメリットがある。
しかし、実際の市場状況は複雑で、短期・中期・長期が相互に影響し合う。分離し過ぎると、本来得られる総合的な判断力や柔軟性を失う可能性がある。
4. 時間軸混在下での意思決定戦略
「ポジション分割戦略」:同一銘柄を買う際に、予め短期目的分と長期目的分を分けてポジション管理する。
短期用ポジション:短期的な価格目標や損切りラインを厳密に設定し、それに達したら必ずアクションする。
長期用ポジション:短期的ノイズに惑わされず、長期的なファンダメンタル変化(業績、競合環境、技術革新)に基づいて対応する。
「条件付き戦略」:
短期目標(たとえばテクニカルなターゲット価格や期間)を明示し、達成したら一定量利確する。残りは長期用として保持することで、心理的負担を軽減しつつ、長期成長余地も享受。
「複合的評価基準」:
割安・割高の指標(PER、EV/EBITDA、成長率)を設定し、短期的なターゲット達成時にその割安性を再評価。
短期的理由が崩れた際には、長期的な割安性・期待リターンを客観的な指標で測り直し、本当に保有するだけの合理性が残っているか吟味する。
5. 利益最大化行動との関係
トレード戦略は極めて個別的で、単純化した時間軸管理が常に最適とは限らない。
むしろ重要なのは、状況に応じた客観的基準とルールを事前に設定し、そのルールに従うことで、意思決定が恣意的にならないようにすること。
時間軸を単純化することは意思決定プロセスを明確にし、ミスを減らす効果はあるが、一方で柔軟性を失う可能性もある。よって、明確な基準と戦略的柔軟性を組み合わせることが、結果的には利益最大化につながる可能性がある。
まとめると、短期・長期双方の理由がある場合は、それを戦略的に組み立てて意思決定基準を事前に設定しておくことが重要。時間軸を完全に切り分けることはシンプルで理解しやすいが、必ずしも最適解ではない。重要なのは、ルール化・客観化・分割戦略などによって、都合のよい解釈に流れない仕組みを整えることで、より柔軟かつ合理的な判断を可能にする点である。
基素.icon
あなたの回答は私なりにまとめると、短期と長期両方の展望でシナリオを持っている場合には、それらに対してそれぞれどのような状況になったら売却をするべきかを考えておき、その予想通りに実行をすると言うことですね。
この場合、短期の予想は外れたが、長期は外れていないということが想定されますが、その場合にはいくつかの戦略がある。一部だけを利確するとか、2つのシナリオ両方が崩れない限りは保持するとか。このシナリオはどちらが正しいかどうかは特になく、投資の方針、すなわち好みによって決定するような感じがします
OpenAI o1.icon
おおむねまとめてくださった通りです。
短期と長期、両方のシナリオを持つことはあり得るし、どちらを優先するか、どんな条件で売却・維持・買い増しをするかは投資家自身が決める投資方針(好み)の問題です。
短期シナリオが崩れたらすぐ損切りする、長期シナリオは活きているならそのまま保持する、あるいは短期シナリオが外れても長期に期待してそのまま持つ、といった選択肢はどれが正しいわけでもなく、投資家が自ら定めたルールに従うことが重要です。
結局、投資に「絶対的な正解」はなく、事前に納得できるルールを定め、そのルール通りに行動することで、ブレを減らし自分なりの合理的な判断を貫ける点が肝要と言えます。
基素.icon統計はある?
OpenAI o1.iconの回答の一部
短期・長期の併用戦略
短期的な値動きで一部利確、長期的価値に期待して残余を保持する、といった混合戦略に関する統計的優位性を示す、明確な一般論はあまりないのが実情です。
短期・長期併用は戦略が複雑化しがちで、過去の研究でも「どちらか単一軸の戦略(純粋な長期投資や高度にシステマチックな短期トレード戦略)より安定的に優位」という確固たる統計は少ないと考えられます
ルールベース戦略の有効性
一定の条件になったら必ず売る/買うといった「ルールベース」の戦略は、感情的な判断ミスを減らす点で有用であることを示す研究はあります。
ただし、そのルールのパフォーマンスは市場局面によって変動し、常に優位性を示すわけではありません。
市場の大暴落はこの限りではない
ディフェンシブ銘柄を増やし、成長企業を損切りする
基素.icon投資家としてはたまたま勝ったり負けたりするよりも、自分が考えたルールに従って自分が行動した方が感情的に結果を受け入れられやすいから、それを採用するのが良いと考えるのだろうね
OpenAI o1.iconおおむねその通りです。
ルールを決めておくことで、「ただ運良く勝った/運悪く負けた」という結果ではなく、自分の戦略に基づいた行動が結果に結びつくため、納得感が得やすくなります。 特に投資では不確実性が高く、予測不能な要因が多いため、結果を受け入れる際に「自分は計画通りに動いた」という安心感が、メンタル面での安定をもたらします。
このメンタル的な安定は、感情的な無計画トレードを減らし、長期的なパフォーマンス改善につながる可能性もあると考えられます。
S株は売りたい時すぐに逃げられないから、そもそも資金余力がなければ短期で持つ銘柄ではなかった 中長期の目線で明日買い直してもいい。この場合、売る基準はビジネス構造に予想と違うことがでたらになる。
キーエンスはハードワークだが搾取しない企業姿勢が気に入っている。仕組みはロジカルなので真似できるが、この精神は真似しづらいだろう。経営者は無自覚に搾取をするからだ。 もしこのような仕組みに心から賛同する社員が一生懸命働くなら仕組みと相まって良い結果を生むだろう。産んだ結果が今だと思う。