いつでも取り組めるようにしておく
思いついたら即実行できるようにしておく
原稿執筆ならエディタを常に開いておく
漫画を描くなら鉛筆を常に机に出しておく
PCは起動しっぱなし
UnityやBlenderは起動しっぱなしにしておく
始まる前のルーチンを自動化する
漫画ならテンプレートを作っておく
アイデアを実現する前に阻むものをできる限り取り除く
イノベーティブな業務には緩いルールを作る
ここは、IPA で「シン・テレワークシステム」などのイノベーティブな ICT 技術を収容しているサーバールームのうち 1 つです。 離れた場所にデータセンタがあるとき、移動や入館の手間や手続きの煩わしさがあり、ICT 人材にとってモチベーションの低下につながります。
このようなリスクを避け、能率を最大化するためには、思い付いたら数分以内に物理的作業を開始することができる場所に物理的な実験インフラストラクチャを用意する必要があります。
データセンタやクラウドで動作させるべきサーバーは、すでに確立して変更の必要がないサービス等、ごく一部に限られます。その他のほとんどのシステム、サーバーは、ICT 人材による自律的な試行錯誤の対象であることから、手元に置いておく必要があります。
このようなことをしなければ、「クラウドサービス」 を構築しているような、たとえば AWS、Google、Microsoft のような企業と同じようなものを日本から生み出すことは不可能ですし、自社内でクラウドを使う際にもクラウドとは何でどのような構成技術で動作しているのかを学ぶ機会も全く得られません。したがって、このような物理的なインフラはオフィスから手の届く近い場所に施設される必要があるのです