iPhoneのeSIM
iPhoneに入れられるSIMカードは、物理SIMとeSIM、それぞれ1回線ずつだと思われているかもしれないが、実はそうではない。SIMカードという物体がなく、データだけで管理しているぶん、eSIMは入れ替えも簡単に行える。iPhoneにも、複数のeSIMを入れておき、使うものだけを有効化することが可能だ。 もちろん、同時に使えるeSIMは1回線まで。eSIMとeSIMでデュアルSIMにするといったことはできない。あくまで、iPhoneに内蔵されるeSIMに対して、適用するキャリアのプロファイルを選択できるということだ。例えば、筆者は物理SIMにau、eSIMに楽天モバイルとIIJmioをそれぞれ入れ、普段のデータ通信は楽天モバイルを有効にしているが、IIJmioに切り替えて使うこともある。
IIJデータだけeSIMだと、電話は受けられないのでは?
iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降では
物理的な nano-SIM でモバイル通信プランを 1 つ
eSIM で 1 つ以上のほかのモバイル通信プラン
iPhone に複数の eSIM を記録できますが、一度に利用できるのは 1 つだけです
を使えます
これをつかうと
音声通話プランとデータプランを別々にする。
ことができる
ソフトウェアの実装がめんどくさそうだけど、ちゃんと使えるのかな
iPhone12シリーズの場合、eSIMを有効にすると5Gが利用できなくなるなど、制約はある
注意点として、指定したSIMカード以外で通信してしまう設定があるため、これはオフにしておいたほうがいい。「設定」の「モバイル通信」で「モバイルデータ通信」を開き、「モバイルデータ通信の切替を許可」のスイッチをオフにしておこう。