eero
日本でもかえる。Googleがやる気ないし次はこれかな
エントリーモデルの「eero 6+」は、まだ価格面でもライバルに対して健闘しているとは言えるが、Wi-Fi 6Eの「eero Pro 6E」、Wi-Fi 7の「eero MAX 7」は、競合製品の1.4~1.8倍ほどの価格設定になっている。このため、デザインと「Echoシリーズを中継機として使える」というeeroならではの特徴に対して価値を見出せるかが、本製品を購入するかどうかの判断基準となる。
筆者としては、メッシュ構成(Echoを中継に使う場合も含む)で使うならトライバンド以上を推奨したいので、Wi-Fi 6E対応の「eero Pro 6E」か、Wi-Fi 7対応の「eero MAX 7」をおすすめしたい
DS-Lite、MAP-Eには非対応
課題は回線の設定だ。IPv6そのものには対応しているが(DHCP環境でIPv6割り当てを確認)、すでに国内で主流になりつつあるMAP-EやDS-LiteなどのIPv4 over IPv6の接続方式には対応しておらず、PPPoEやDHCP、固定IPでしか接続できない。
海外メーカーの初期モデルにおける“あるある”だが、本製品も、日本の回線事情を調査せずに製品を市場に投入してしまっている。
MAP-EとDS-Lite(Dual Stack Lite)
MAP-EとDS-Liteは、いずれもIPv4からIPv6への移行プロトコルです。eeroはDual Stack IPv6をサポートしていますが、現在、MAP-EおよびDS-liteには対応していません。プロバイダーがこれらのプロトコルを必要とする場合、eeroをMAP-EとDS-Lite対応のルーターを介してダブルNATとしてセットアップ、またはブリッジモードで設定することをおすすめします。
IPoE 対応:*eero 7とeero Pro 7は、IPoE(IPv4 over IPv6)での接続をサポート致します。(MAP-EとDS-Liteに対応)。また、これに伴いましてeeo 6+、 eero Pro 6E、 eero Max 7につきましても6月10日出荷分の製品よりIPoE対応となります。既に販売した既存のeero製品につきましては、今年の夏頃にソフトウェアアップデートを通してIPoE対応となる予定です(予定は事前の通知なく変更・中止となる場合があります)。
「v6プラス」の利用開始後、下記をご参照のうえ、インターネット接続方法を「v6プラス、IPv6オプション」または「IPv4 over IPv6(MAP-E)」へ変更してください。