VRMフェーズ数
「CPUに電気を供給する回路の数」です
PC用電源から発せられる12Vの電圧は、マザーボード上の電源回路を通して適切な電圧に変換されます。 このときフェーズ数(回路の数)が多いと、CPUに供給する電力をきめ細かに分散することが可能です。これは何を意味するかといえば、「ひとつの回路にかかる負担が少ない」ということに繋がります。
現在のCPUでは、個体ごとにVIDという電圧が設定されており、この値をUEFIが読み取って動作する CPU VRMの大半はその回路構成からマルチフェーズ同期整流回路と呼ばれる。
マルチフェーズとは、この同期整流のスイッチング回路が複数並列されたもの。
1つのスイッチング回路を1フェーズとする
最近のCPUの消費電力は上がっているのでVRMを大電流化する必要がある
単一のスイッチング回路でVRMの電力を上げようとすると問題が起こる
排熱に困る
応答性が悪化する
大電流を流すとV=RIでI増大するので電圧降下が起き、電圧を一定に保ちづらくなる
そこでフェーズ数を増やすと1回路あたりの出力は小さくてよい(電圧降下が起きづらい=応答性が高まる)、かつ回路全体としては大きな出力に対応できる。
1つあたりのスイッチング回路がONになる時間を短くできるため
欺瞞的なマーケティングに使われているという指摘
実際のフェーズを増やすのではなくコンポーネントを増やすやり方はよくやられている
実際にはこれでも電力出力能力と動作温度は改善するからまるっきり嘘というわけではないが、これをもって「フェーズ数が増えました!」というのは欺瞞
Asrock Fatal1ty AB350 Gaming-ITX/acはこういう欺瞞マーケティングをやったらしい
よくわからない人はインダクタ(choke)の数を数えてVRMフェーズ数が増えていると勘違いする
全てのコンポーネントを2倍にしないのにフェーズ数がふえたと主張することもある
さらに事実誤認度が上がる
結局、メーカーの主張するフェーズ数の主張は無視した方が良く、実際に見てみないとわからない
Both of these tactics considered, it’s best to not presume the power phase count based on the number of chokes you see on the motherboard, and to completely ignore phase count claims from motherboard manufacturers. The only way to really know the phase count is through analyzing the actual components (or, more accessibly, through seeking out a knowledgeable video-maker or writer online who has done this sort of analysis on the board or boards you are considering).
And unless you’re trying to break overclocking records or you’re running a CPU with 16+ cores, there’s little practical benefit to high-end VRMs that might have over eight high-quality power phases.
https://gyazo.com/41eb94cd8d633eb2f9b38ed32f0c3982
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