Twitterでの批判の限界事例
2022/7/21ごろ web3で日本のプログラマが否定的に言及してバズった この本が批判されている
著者
経歴
Japan DeFi Alliance Founder
経済産業省「平成30年度産業技術調査事業」
内閣官房「ブロックチェーンに関する関係府省庁連絡会議」
Shanghai Blockchain Conference 2018
San Francisco Blockchain Week 2019
2018年1月にtechtec,Inc.を創業
チームラボ:ファッションレンタルアプリ「メチャカリ」の開発を主導
・リクルートホールディングス:ブロックチェーン全社R&D
バズっているもので具体的な批判が全然ない
「わかっていそうな人」も逐一指摘をしない
いくつかスレッドをみたが具体的な批判はしていない
「この本を読め」みたいな大体批判はある
「ほとんどの説明が間違えてる」というが具体的な反証が1つもない
目に入った具体的な指摘
web1が70-80sに整備されたという記述へのツッコミ
基素.iconも80s以前はweb以前という認識で異論はない
読んで正しさを逐一検証するのはとても手間がかかるから買いもせずにサンプル読んでDH3ぐらいをいってみんなと同じ話題が話したいという気持ちはSNS時代にはよくあること
基素.iconの所感
webはまだ若いので(日本のインターネットの草分けの村井 純先生もまだご存命)、活動している人たちはいる その人たちからこの本の内容にツッコミが入るのはわかる
入門者向けの本は玉石混淆
web3とかNFTの情報、自分が調べる限り日本語での情報ってコーディングに関する情報ぐらいしかシリアスなのがない
web3の発信源は西海岸あるいは海外だ。一次情報は英語
やってなくても西海岸で情報見てる海外在住エンジニアのは自分の理解と近い
そうでなく批判の解像度が低いツイートがバンバン回ってくるが、この人たちはおそらくそういった情報を見ていないと思う
「具体的な箇所を具体的に批判しないでゆるっと批判する」という最悪な批判は、Twitterでバズって気持ち良くなるかもしれないけど自分にとっても他人にとってもいいことは全然ない
本については誤りが多そうで読む気はしない
例えばこの箇所をみると、読むのが怖いと感じる
https://gyazo.com/c4e1938ce1d627e3b10db72dbf254d76 https://twitter.com/PCM3324/status/1550012746116173824/photo/3[
blockchainをコンピュータの文脈でOSと呼ぶ人はおそらくほぼいないので、入門者に読ませる本としては不適切だと思う
「アプリケーションを開発するための基盤」という意味でOSを使う人はいない
コンピュータを扱うエンジニアは、OS(の中核であるkernel)の役割としてこんなものを想像するはずだ
メモリ管理
プロセス管理
システムコール(プロセスからkernelを呼び出すインタフェース)
ネットワーク管理
ファイルシステム
ハードウェアの制御(デバイスドライバ)
こういうものを隠蔽して辞書ではこのように説明する
OSとは、コンピュータシステムを動作させるための基盤となるプログラムの総称です
辞書的な説明を使えば本書のアプリケーションを開発するための基盤は正しいと言えるだろうが、そこからイーサリアムの方がOSに適しているというのはkernelをOSと認識している人には全く違うと感じることだろう
BitcoinとEthereumを比較したときにSmart Contractがあるのでblockchainでのアプリケーション開発するならEthereumを使うというならわかるし、そういうことがおそらく言いたいのだろう
出版社が回収することになった
@impress_corp: 書籍「いちばんやさしいWeb3の教本 人気講師が教えるNFT、DAO、DeFiが織りなす新世界」の回収につきまして、弊社Webサイトにご案内を掲載いたしました。 この度は皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
著者ならびに外部有識者、編集部において内容の検証、精査を行ってまいりました(※)が、
2022年7月19日より本書のキャンペーンの一環として第1章・第2章の無料公開を行ったところ、それを読んだ方から内容に関するSNSへの投稿が相次いだため、著者に対し、該当箇所の確認を行い、誤記やわかりづらい表現を修正した改訂原稿の作成を依頼しました。同改訂原稿を弊社で確認するとともに、外部有識者の方に内容確認を依頼する方法で検証、精査を進めてまいりました。
ご意見いただいた誤りやわかりづらい表現箇所を修正・反映しての本書の販売継続は難しいと判断し、本書の販売を終了させていただくことといたしました
この本自体はかなり残念そうに見える
web3とはあんまり関係ないと思う
本流じゃないと思うので