Ra
光源の色温度と「同じ色温度」の基準光源との色の見え方の差を数量的に表わしたもの 方法
これらの光源の色ずれを比較する
ある光源で照明したときの色の見え方
その光源の色温度と等しい色温度の基準光源で照明したときの色の見え方 その色ズレの大きさ(色差:ΔE)で表す
色差ΔE=1.0という値は、一般の観察者が二つの物体の色の差をやっと識別できる程度の差
個々の色票の色ズレ(ΔEi;i=1~8)の平均(ΔE)
Ra=100-4.6ΔE
Ra=100なら基準光源と一致した色になるということ基素.icon
基準光源はどれなの?
照明工学では基準光源としてCIEが標準化して定める自然昼光 の一連を考え... これは相当古い論文
3.1 基準の光の種類
基準の光は,原則としてJIS Z 8720(測色用の標準の光及び標準光源)の3.4に定める完全放射体の光又はCIE昼光を用い,その選び方は次による。
(1) 試料光源の相関色温度が5000K未満のときは,原則として完全放射体の光を用いる。 これはどういうこと?理論値ってこと?
ただし,相関色温度が4600K以上の昼白色蛍光ランプを試料光源とするときには,CIE昼光を用いる。 (2) 試料光源の相関色温度が5 000K以上のときは,原則としてCIE昼光を用いる。 備考 特別の目的があるときには,CIE標準の光又は任意の測色用の光を用いてもよい。
試験色は15種類
R1-8の平均
https://gyazo.com/721500f98e1bd01e94aae0890cffed23
一般向けだとRaしか評価されない
R9-R15の特殊演色評価数はそういうのが気になる現場向けの情報しかないっぽい 特に鬼門なのがR9(赤)とR12(青)の再現性。普通の照明はR1~8はまあまあ良いのにR9とR12はめちゃ悪いというものが少なくないのです。
演色評価数の意味と問題点
(a) 演色評価数は、対象とする光源の基準光源に対する色の見えの忠実度を数量的に表わしたものであります。したがって、色比較・色検査などの色の見えの忠実性の評価が要求される用途に対してのみ正当な評価が得られる可能性があります。
(b) ...Raの数値の大小で色彩を好ましく見せるかどうかを判断することはできません。
例えば、人間の顔色は少し本来の色彩よりもややピンク系にずれている方が好まれますが、黄色もしくは緑色にずれた場合には非常に不快に見えます。...
色温度の異なる二つの光源の演色評価数の大小を比較して、両者の光源の演色性の良否を厳密に比較・評価しても意味がない
例えば、色温度が2,800Kの白熱電球と色温度が6,500Kの自然昼光のRaは、ともに100であるが両者の色の見え方は異なります。
(e) 色差ΔE=1.0という値は、一般の観察者が二つの物体の色の差をやっと識別できる程度の差です。したがって上述した演色評価数の計算式[(2)式]からわかるように、演色評価数の実用的に意味のある差は約5程度と言えます。
これより細かい演色評価数の差で、光源の演色性の良否を論じても実用的には意味がないといえます。
基素.icon
Ra 70の蛍光灯で顔を見たときなんだか色が変だなあと思った