完全放射体
あらゆる波長の電磁波を吸収する物質を完全放射体(黒体)と呼ぶ 完全な意味での黒体(完全黒体)は現実には存在しない
現在、工業的に作り出された最も黒体に近い物質はカーボンナノチューブ黒体であり、紫外線から遠赤外線(200~200000nm)までの波長域で99%の光を吸収する。 ある温度の黒体から放射される電磁波のスペクトルは一定である
度 T において、波長 λ の電磁波の黒体放射強度 B (λ) は、
$ B(\lambda)=\frac{2hc^2}{\lambda^5}\frac{1}{\exp(\frac{hc}{\lambda \kappa T})-1}
太陽は熱放射の中でも特に「黒体放射 (black body radiation)」に近い光り方をしています 太陽の表面は、光球と呼ばれ、温度は5800Kです。 黒点 (写真 10) は「冷たい」部分で、3800Kしかありません(まわりと較べると暗く 見えるのです)。