Podcastのマイクの選択
from Podcast向け音源の作り方
最低限の基礎知識
Podcasting Microphones Mega-Review – Marco.orgを見るのが包括的
接続端子:USBマイクかXLR+オーディオIFか
アナログ端子でPCに直で刺すのはノイズが多すぎるのでやらない
結局XLRかUSBの2択になる
はじめに何もわからないときには、USBのマイクで十分(オールインワン)
XLR端子のマイクはAG03のようなオーディオ・インタフェースにつないでシステムの一部として利用するので、できることが多くなる
ミュートとかエコーとかギターの音を混ぜたりとか
機器の間はbalanced cableでつなぐ
コンデンサかダイナミックか:初心者はダイナミックマイクがおすすめ
一般的に次の傾向がある
ダイナミックマイク
感度が低くこもりがちだが、普通の人には使いやすい
コンデンサマイク
感度が高く明瞭だが、ノイズも拾う
部屋のノイズは、自分が思ったより遥かにある(参考:録音のための空間をつくる)
ダイヤフラムが大きいほどよく拾う
Podcasting Guide 2017 | by Tatsuhiko Miyagawa(Jan 23, 2017)
USBダイナミックマイク
Samson Q2U もしくは Audio-Technica ATR-2100。この2つ以外でまともに使えるダイナミック型の USB マイクは見たことがない。
ポッドキャストでは、収録環境のファンノイズや、エアコンの音、部屋の物音などを拾ってしまう可能性も大きく、ダイナミックマイクのほうが無難
コンデンサマイク
Blue Yetiは構造上打鍵を拾ってしまう
ヘッドセット
ヘッドフォンからの音を拾いがち
XLR
BETA 57A
悪くないマイクだが、ダイナミックの特性ということもあってか、中音域がこもりがちになる。
またマイクの感度が低い(ダイナミックマイク全般の特長)ため、インタフェースのゲインを最大まで上げないと PC で使える音にならず、そのためにラインノイズが増えるというところも気になっていた。
BETA 87A
hyper cardioid というピックアップパターンなので、ほとんど部屋の騒音を拾わない
Podcasting Microphones Mega-Review – Marco.org
An incredibly practical, good-sounding mic for the non-professional recording environments that most podcasters use. It picks up nearly zero room echo and very little background noise,
Dynamicの ATR2100x-USBもおすすめされているが、日本で売っていない
旧型のQ2UはATR2100(not x)と同等らしい
USB-Cでよさげなので日本でも出してほしい
感度が高く、アンビエントノイズが入るので57Aのほうが適するシーンはある
音の良いポッドキャストを録音するために ― Turing Complete FMの収録テクニック|Rui Ueyama|note(2018/04/24)
(オーディオIFがない場合)USBマイクがおすすめ
大雑把に言って、良いマイクを使えば良い音で録音できます。
僕は最近はマランツのMPM-1000Uというマイクを使っていて、ゲストにも同じマイクをアマゾンから買って送って使ってもらっています。そのほかにBlue Yetii USBマイク、オーディオテクニカのAT2020USBやATR 2100USBも買って試してみましたが、これらのマイクも十分に満足できるクオリティです。
同じ価格帯の他のマイクも満足できる音質で録音できると思いますが、買うときはUSBが直接刺さるマイクを買いましょう。PCのアナログオーディオ入力はノイズが多すぎるので、アナログ出力のマイクはおすすめできません。
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