NSPR
CPUとは独立した、クーラー単体の性能を表す
この指標に加えて、CPUに対してどの程度のNSPRが必要かの情報をNoctuaは提供している
2つの現実的な試験の結果から算出する
試験1:固定熱負荷での熱効率(標準熱源での性能)
熱を加え、15分安定したレベルになった時の発熱体を計測する
発熱体と周囲との温度差でわる
性能クラスに応じて固定の熱負荷に対する熱効率を測定する
passive 120Wで試験
ハイエンド 250Wで試験
試験2:熱負荷を維持する能力(極限状態での性能)
60度に達するまで熱負荷を増大し、15分安定させる
試験1の重みは10倍、試験2の重みは1/10
背景
95WのCPUが150Wの熱を出すのが珍しくない
ユーザーがOCしなくても、ターボモードでTDPの定格を自動的に超える
M/Bがintel/AMDに従わずにやる場合もある
CPU指定のTDPを基準にするとパフォーマンスが劣化する可能性がある
CPUによってクーラーの冷却できる熱が違う
チップ(DIE)やヒートスプレッダ(IHS)の小さいCPUは同じ熱量を発する大型のCPUよりも冷却しづらい
最大の熱容量はヒートシンクの放熱性能の重要な側面ではない
ヒートパイプベースの熱性能は線形に変化しない
クーラーAが350W、クーラーBが300Wの放熱というスペックでも、150Wでは同じ性能の可能性がある
TDPの定格の計測方法がメーカーによってバラバラで比較できない