KAJISACYouTube参入の背景
2012年に『はねるのトびら』が終了してから、梶原さんをテレビで見かける回数が減りました。
バラエティ番組は、時代に合わせて変化しています。ボクはその変化の波に乗れなかったんです。
『はねトび』でやっていたような、コーナーで体を張って笑いを取るというのは、ボクに合っていました。
ただ、今のバラエティ番組の主流は、『アメトーーク!』のようにMCがいてひな壇にたくさん芸人がいて…という座組みですよね。ひな壇の芸人がトークして、それをMCがイジる…というような。
その座組みのなかで笑いを取ることができなかったんですよ。
ひな壇バラエティで活躍ができなくて、需要がなくなっていったというほうが正しいですね。
きっかけはYouTuberの人気の認知
赤坂サカスで行われたレッドブルのイベントにレポーターとして出たのですが、最後にスペシャルゲストとしてYouTuberのフィッシャーズさんと水溜りボンドさんが登壇したんですよ。
芸人が出てきたときは「ワァ」くらいの反応だった観客が、その2組のYouTuberが登場すると「ドォオオオオワワアアア」って沸いたんです。
その瞬間に、「あっ、ヤバい。芸能人の人気がYouTuberに奪われている。これは知っておかないとダメだ」って気がつきました。 芸能人でYouTubeチャンネルを持っている人は多いけど、誰も本腰を入れてやっていないなと思いました。
芸能人ってテレビで出ているときと同じキャラクターのままやるんですよ。しかも、テレビほど頑張らないイメージです。
それ、全部視聴者の方にバレてると思うんですよね。
芸人の仕事では、毎月漫才を30本やってます。あとは大阪でテレビとラジオのレギュラー番組を持っているので、大阪と東京を往復時間もかなりかかります。
睡眠時間は2時間もないですよ
基素.icon流石に倒れそう
10代をTVに呼び戻したい
「テレビが衰退している」と言われています。その原因は、やっぱりYouTubeの影響が大きい。
特にバラエティ番組の需要は、YouTubeに奪われているんですよ。ボクがYouTuberになることで、彼らにテレビに興味を持ってもらいたいんです。
手法
1つ目はYouTuberとたくさんコラボレーションをする。2つ目は、必ずそのときに別の芸人も絡ませることです。
YouTubeはテレビよりも芸人の本領を発揮しやすいんですよ。
1時間番組で、芸人1人あたりの時間は10分もありません。この時間内に爪痕をしっかり残したとしても、3割くらいの力しか出せていないんです。
だからボクの動画に芸人を呼んで、彼らの面白さを存分に引き出すことで、10代のYouTubeユーザーが「芸人ってこんなに面白かったんだ。じゃあテレビを見てみようかな」って思ってもらえるようになればいいなと。
テレビには、芸人の本領を発揮できる番組をもっと制作してもらいたいんです。
ほとんどの芸人がツッコミになってしまったんです。揚げ足をとって笑いを取る風潮が強まってしまったので、ボケの数が圧倒的に減ってしまいました。
それが時代のニーズに合っていない。
基素.iconYouTubeで成功していることをTVでやる必要あるのだろうか?
チャンネル登録者数100万人なんて無理だろ」って言っている人とかも
達成したら味方になる確率が高いと思っています