CEFR
Common European Framework of Reference for Languages
CEFR は、複数言語間で外国語学習者の習得状況を示す際に用いられる共通のガイドラインで、もとは 1989 年から 1996 年にかけて欧州評
議会が手がけた「ヨーロッパ市民のための言語学習」プロジェクトにおいて考案されたものである。
2001 年の一般公開後、瞬く間に世界中の教育機関に広まり、日本でも文部科学省が率先して CEFR ベースのカリキュラム導入を推進...
https://gyazo.com/8732442afcf7e4422cf8d7ca054f10ab
CEFR に掲載されている標準受講時間数を基に「日本人には○○○時間の英語学習が必要」とインターネット上で主張しているところがいくつかあるようだが、これはあまりに安直にCEFR の情報を取り込んだ結果であり、日本人英語学習者にその情報を適用するには不適切
日本人の英語学習時間について : これまでの学習時間とこれから求められる学習時間 | CiNii Research
英語を話すために必要な学習時間は2200-7225時間
転落する英語政策 CEFRの隠れたイデオロギー 東京大学大学院・人文社会系研究科 阿部 公彦
CEFRの説明を見ればわかるように、この指標の眼目は、学習者ごとに「状況」に応じた「目的」を設定し、それをクリアしていくというところにあったはずです。
異なるテストを紐付けするにしても、あくまでそれは学習者の進度を明確化することで、学習の役に立てることが目的でした。
ところがこの指標が、日本では選抜試験のための厳格なラインとして流用されることになったのです。異なる業者試験の点数を紐付けするにしても、それが絶対的なものになりえないことは誰が見ても明らかでしょう。学習者が個人的にこうした指標を使う分には、こうした「紐付け」もそれほど大きな問題を引き起こさないかもしれませんが、選抜試験に使われるとなるとさまざまな混乱を招きます。
https://www.coe.int/en/web/common-european-framework-reference-languages/level-descriptions
TOEICとの対応
https://gyazo.com/a6ef1db4b00e8d453a2e29183a15b4cb
https://www.ets.org/s/toeic/pdf/toeic-cefr-flyer.pdf