BMI
今後のBMIの可能性はどうなのでしょう。
藤井:研究は進むでしょうが、実用化という点では疑問です。というのも実は、BMIは今のところあまり使い道がないんです。義手や義足を動かすのなら、脳でなくとも筋電図による筋肉からの情報で十分コントロールができますし、アイトラッキングで文字入力をやるような技術もある。それらの手段に比べると、BMIでわざわざ手術をして脳に異物を埋め込むほどのベネフィットがないし、身体の中に埋まっている機械をケアするメンテナンスも難しい。さらに、本気でBMIを実用化するなら、人の一生を確実に支えることを前提に取り組まなければなりませんが、それも難題です。結局、大層なBMIデバイスを開発しても用途がないというのが現状で、今のところはVRやSRの方に可能性があるのでは、というのが僕の見解です。とはいえ、例えば50年後、100年後といった長いスパンで考えればBMIにも可能性があるでしょう。
NEOは思考によって機械式グローブを作動させ、物を掴む、道具を扱う、日用品を動かすといった基本的な動作を可能にする。
18カ月にわたる試験で安全性が確認されたことを受け、中国の国家薬品監督管理局(NMPA)は、頸部や脊髄の損傷により四肢を動かせない18歳から60歳のまひ患者を対象に、このインプラントの使用を承認した。
Sonnet 4.6.icon筋電位は筋肉が動いていることが前提なので、脊髄損傷で神経信号が筋肉に届かない患者だと筋電図では信号が取れない、もしくは非常に弱くなります。つまり「筋電位では代替できないケース」