Quotes
君子は必ずその独りを慎む
所謂誠其意者、毋自欺也。
如悪悪臭、如好好色。
此之謂自謙。
故君子必慎其独也。
いわゆるその意を誠にするというのは、修身をするに当たって自分自身を不正に欺くことがないということである。
悪臭を憎むように悪を憎めば悪事をなさず、好色を好むように善を好めば善事をなすようになる。
このようになれば自然に善行を為して悪を遠ざけるので、快い気持ちになっていくというのである。
故に、君子は必ず自分ひとりしか知らないこと(他人に見られていない言動)を慎むのである。
立ち続けるためには理由がいりますよね。でも自分の仕事を全うするその動機が分からなくなるときってたまにあって。そういうときに「何がしたいんだっけ?」「私これでいいんだっけ?」とか言っていないで、自分を鼓舞する気持ちで「動機はてめぇで作る!」みたいな。バイオリズムみたいなものかもしれないけど、本当にしんどくなったときに「もうやめちゃえば? やめればいいよ」って声が聞こえるんですよ。それがまるでブラックホールのように常に近くにあるけど、見えないふりをしたり聞こえないふりをしてやるみたいなね。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず
口に職をつけるな
「岡本さん、口に職を付けてはいけません。手に職を付けなさい。」
自分に近いものは多様に見えて、自分に遠いものは画一的に見える
「自分に近いものは多様に見えて、自分に遠いものは画一的に見える」というのが人生の印象なのだけれど、それを踏まえてトルストイの「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」を見ると趣きがある
稲盛経営12ヵ条
お客様も喜び、自分も儲かるポイントは1点である。
針の穴に糸を通すようにむずかしい。お客様が喜び、自分が儲かる最大のただ1点、そこを見つける。
稲盛和夫
学びて然る後に足らざるを知り、教えて然る後に困しむを知る
嗚呼、其れ真に馬無きか。其れ真に馬を知らざるか。
雑説(ざっせつ)
韓愈
世の中、伯楽(はくらく=馬をよく見分けられる人物)がいて(はじめて)、千里を走る名馬がいるのである(名馬が見い出されるのである)。
千里を走る能力のある馬はいつでもいるけれど、伯楽はいつもいるという訳ではない。
それ故に、名馬がいたとしても、ただ召使いたちの手に辱められて、かいば桶とうまやの敷板の間に、他の馬たちと並んで死んでしまい、「千里を走る名馬」と称えられることもない。
千里を走る馬は、一食に一石のもみを食べ尽くすこともある。
馬を養う者は、自分の馬が千里を走る名馬と知って養っているのではない。
この馬に千里の能力があったとしても、食を十分に得なければ力が足らず、才能の立派さが外には現れない。
その上、普通の馬と同じようにありたいと望んでも、それもできない。
どうしてその馬に千里を走ることを求めることができようか(求めることなどはできはしない)。
馬をむち打つのに(=御するのに)、それにふさわしい方法でやるのではなく、馬を養うのに、(十分に食べさせて)馬の才能を発揮させることができない。
(馬は不満を訴えて)鳴いても、(伯楽でない人は)馬の気持ちを理解することができない。
むちを手に取り、馬に向かってこう言う。
「天下に良馬なし。」
ああ、本当に馬がないのであろうか。
(それとも、本当は馬はいても)その馬の善し悪しを見分けることができないのであろうか。
(古文真宝)
勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし
知識は正しく使ってください
半端な物言いはケガの元です
頭の使い方の話です
「後医は名医」といいます
「なんであの時わからなかったのか?」
そんなこと言えるのは答えを知った後で考え自分が外野にいる自覚も無いからです
どんな名医も最初は何もわかりません
所見を頼りに疑い病名をつけて治療が効けば初めて正解となります
違ったら新たに追加された所見で診断を見直す
これを繰り返していかに速く正解にたどりつくか
これが臨床医の基本です
その過程を想像も尊重もできない人に結果だけでミスと判断されたら現場では何もできません
お金を稼がなければ生きていけないという当たり前のことに、大変憎悪を感じます。そのうえ、無能ゆえ自分にできる限界ギリギリで働いても、糊口をしのぐ程度にしか稼げないという現実がウソみたい。バカみたいな話ですが、わたしはいまだに、そしてたぶん死ぬまで「好きなことだけをしていたいのに、それだと生きていけなくて、会社員として働かなければ暮らせない」という現実に腹を立てている。でも、こういういつまでも労働への信じがたさを抱えているという幼児性が、自分の生い立ちに培われたものであるし性根なのだと痛感もしています。
恋愛も結婚も興味を持てなかった。
どうしても誰かを巻き込んだ未来を想像できなかった。
完璧を目指すよりまず終わらせろ
Done is better than perfect
君は今、岐路に立ち、道を選ぼうとしている。でも選択することはできない。ただ受け入れるしかない。選択は、とっくの昔に為されていたのだ。
You are now at the crossing. And you want to choose, but there is no choosing there. There's only accepting. The choosing was done a long time ago.
やればよかったと思うことには一切時間を使わず、すべての時間をこれからきみがするかもしれないことに集中しろ。結局は、誰も気にしないんだから。
HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか
自分のことをウガミミサトだと、キー局のアナウンサーだと思うからつらいのだ。ふりかかってくる災難や、どうしようもない理不尽を、一つひとつ自主的に受け止めるには、人生は長すぎる。
そんなときは、「私はマイメロだよ~☆難しいことはよくわかんないしイチゴ食べたいでーす」って思えば、たいていのことはどうでもよくなる。
宇垣美里
単純性という品質は、いったん失われてしまうと取り戻すことがきわめて難しいということです
SRE サイトリライアビリティエンジニアリング ―Googleの信頼性を支えるエンジニアリングチーム
Simple is not Easy
シンプルさとは使いやすいことだと思っているのならそれは間違っています。
これらはまったくもって違うものです。Easy と Simple は違います。
シンプルであるということは「選択」だ。もしあなたのシステムがシンプルでないならば、それはあなたのせいだ。
Rails Conf 2012 Keynote: Simplicity Matters by Rich Hickey
https://www.youtube.com/watch?v=rI8tNMsozo0
サービス間の結合が多すぎることによる害は、コードの重複が引き起こす問題よりもはるかに悪くなります。
マイクロサービスアーキテクチャ
努力して結果が出ると自信になる。
努力せず結果が出ると驕りになる。
努力せず結果も出ないと後悔が残る。
努力して結果が出ないとしても経験が残る。
一生懸命だと知恵が出る
中途半端だと愚痴が出る
いい加減だと言い訳が出る
「悪質なものなどいらない。良質なものだけ最初から集めればいい」という人は、「質というものは常に量の中にしか存在しない」という法則を忘れているか、あえて無視しているとしか思えない。
名誉をバカにする人には名誉は寄ってこない。
お金を馬鹿にする人にはお金は寄ってこない。
人を馬鹿にする人には人は寄ってこない。
「有能だけど口汚い人」ってのは基本的に「無能で寛容な人」としかマッチングしないから一生キレ続ける事になるんだよな
「なんでこんな事も出来ないのか?」っていう疑問に対する本質的な回答は「できる奴はお前ごときと組まない」となる
あなたが周りの2倍仕事ができる人だとしても全体のチームワークを25%低下させるような振る舞いをするなら、あなたを含む5人のチームと、凡人だけの5人のチームの出す結果は同じになるし、相手が連携によって105%の力を発揮した瞬間に負けてしまう。会社組織が異端児ではなく協調性を選ぶ理由がこれだ。
すべての経験は人を強くする
What doesn't kill you makes you stronger / Was mich nicht umbringt, macht mich stärker
"「理解できないと受け入れられない」は勘違いで、「受け入れる」は理解しきれない事象に対してすること。"
自死遺族の集会に通ってみた時期、精神分析、育児や創作を通して自分と向き合い続けたこの10年で学んだこといろいろ。
死に正しいも正しくないも自然も不自然もない。
何かをすると決めた人間がそれを実行するのを周りがいつまでも阻止するのはほぼ不可能。
今知ってることをまだ知らなかった時を振り返って「ああしていれば」「なぜ気づかなかった」と自分を責めるのはまだ手放す準備ができていないから。
人が何を感じてどんな思いでいたか、行動の動機やその正当さなんて、本人以外にはわからない。わかりたいと思うのも、わからなくて苦しむのも他者のエゴ。「理解できないと受け入れられない」は勘違い(恋人に別れを切り出されて理由と説明をやたら要求するひと的な、一種のパニック状態)で、「受け入れる」は理解しきれない事象に対してすること。理解できないと理解すること。
人が亡くなっても、その人との関係はそこで終わらない。自分との対話を続けていれば、故人との関係も変化し続ける。
参考になるって思う人が一人でもいたら書いてよかった。
みなさん良い一日を👩🏻🏫♡
生き甲斐は処した困難の大きさに比例する
陣中見舞いとして贈呈 私生活の貧乏は貴重な体験としてプラス思考で真摯に処されたし。 間違ってもお金のことで公私混同しない事。 生き甲斐は処した困難の大きさに比例する。 父より
南場智子. 不格好経営 (日本経済新聞出版) (p.65). 日本経済新聞出版社. Kindle 版.
アシモフだったかクラークだったか忘れたが、
地球にこれまで生を受けた人間の数と宇宙に存在する星の数が
だいたい一緒だと言っていたのを思い出す。
私にもひとつもらえるかな、と考える。
どんな星がいいだろうか。どんな社会をつくろうか。
たった今、原稿はできたかとせかしに来た若手社員に、
あんたはどんな星がいいさ、と聞いてみる。
若い星と答えた。このやろう。
そこへ川田。
「おれは太陽系以外は関心ないわけ。
オリオン座の星一個くれるって言われても何もできないから
困りますよね。月にしようかな。重力が弱いのを利用してさ、
地球ではできない強度の合金をつくって合金王。
えっ、衛星は入らないの?」
守安がやってきた。
これまで生まれた人間と星の数が同じだって言うけど
ひとつ欲しくないか、と言う私に、
「どこからが人間ですか? アウストラロピテクスも入れてますか?」と
冷たい視線。忙しそうだ。
社員の数だけ個性があって夢がある。
それぞれの個性と夢が集まって、またきっと離れていく。
46億年の地球の歴史のなかでDeNAの歴史はまだたったの数年だ。
これからこの会社がどんなに長生きしようとも、
地球や宇宙の時間のなかではほんの瞬間の存在になる。
けれどもなにか宇宙に引っ掻きキズみたいな証を残したい。
私たちの大きな夢とてんでバラバラの個性で、
DeNAが生まれる前とその後では、きっと違う時代になる。
南場智子. 不格好経営 (日本経済新聞出版) (pp.206-208). 日本経済新聞出版社. Kindle 版.