各種基本コマンドとオプションの使い方
コマンドのオプション
コマンド+オプション(+オプションの引数)+コマンドの引数
lsコマンド
* = ワイルドカード文字列
? = 1文字のワイルドカード
-F オプションの見方
なし 通常ファイル
/ ディレクトリ
* 実行可能ファイル
@ シンボリックリンク
mkdirコマンド
ファイルと同名のディレクトリは作れない
深い階層のディレクトリを一気に作りたいときは、-pオプションをつける(pはparentのp)
mkdir -p report/2014/01
touchコマンド
本来はファイルのタイムスタンプを更新するためのコマンド
指定したファイルが無かったら、新たに作成する→この機能をもっぱら使っている
間違って既存のファイルを指定しても上書きされない
rmコマンド
ファイルの削除
rm ファイル名1 ファイル名2
ディレクトリ削除には再起的にディレクトリツリーを削除する -rオプション をつける
rm -r ディレクトリ名
空のディレクトリ削除には rmdir コマンドを使う
rmdir ディレクトリ名
空では無かった場合エラーになる
catコマンド
ファイルの中身を表示する
複数ファイルの中身を連結して表示することも可能
行番号をつけるには -nオプション をつける
cat -n /etc/hostname /etc/crontab
lessコマンド
スクロール表示できる
f or Space 次の画面
b 前の画面
j or Enter 1行下
k 1行上
q 表示の終了
表示されている内容から検索できる
/文字列 下方向に向かって検索
?文字列 上方向に向かって検索
n 次の検索結果
N 前の検索結果
cpコマンド
cp コピー元 コピー先
ディレクトリのコピーには -rオプション をつける。ディレクトリが存在しなくても作成してくれる
cp -r dir1 dir2 →dir1の中身を丸ごと新しいdir2にコピーした
code:Linux.bash
$ ls
file1 file2 newfile
$ mkdir dir1
$ ls
dir1 file1 file2 newfile
$ cp file1 dir1
$ ls dir1
file1
$ touch file3
$ cp file* dir1
$ ls dir1/
file1 file2 file3
$ cp -i file1 file2
cp: overwrite 'file2'? y
ディレクトリが存在する場合は、コピー先のディレクトリのなかにコピー元のディレクトリがコピーされる
code:Linux.bash
## ディレクトリのコピーの例
$ ls
dir1 file1 file2 file3 newfile
$ cp dir1 dir2 ## オプションなしだとエラー
cp: omitting directory 'dir1'
$ ls dir1
file1 file2 file3
$ cp -r dir1 dir2
$ ls
dir1 dir2 file1 file2 file3 newfile ## 新たにディレクトリが作られる
$ ls dir2
file1 file2 file3 ## 中身は、コピー元のディレクトリの中身になる
## ディレクトリが存在する場合
$ mkdir dir3
$ cp dir2 dir3
cp: omitting directory 'dir2'
$ ls
dir1 dir2 dir3 file1 file2 file3 newfile
$ cp -r dir2 dir3
$ ls dir3
dir2 ## dir3の中にそのままdir2が入っている状態
mvコマンド
ファイルを移動する
mv 移動元 移動先
同名のファイルやディレクトリがあったら上書きされるので注意(-i をつける)
移動先にディレクトリを指定することもできる(オプション不要)