PE命令
命令発行後、いずれかのメモリに書き込んだ値を読み出せるようになるまでのサイクルを空けるのはプログラマの責任である。 演算器とPEメモリの間のデータパスは常に 2長語/サイクルである。 2 長語より短い結果については常に2 長語のMSB側に置くようになっている。 実機に流す命令はパックされていなければならない。
エミュレータはパックされていない、つまりPE命令とMV命令が任意の順序で現れる命令列も実行できる。 アセンブル時にはAuto strideモードとFlatモードどちらを用いるかを指定しなければならない。 Auto strideモードで表現可能なPE命令はFlatモードでも表現可能なので、Flatモードであれば両モードのPE命令式が混在したアセンブリを処理できる。
逆に、FlatモードのPE命令式が含まれるアセンブリをAuto strideモードでアセンブルしようとすると、たとえ命令式をAuto strideモードに等価に書き換えることが可能だったとしてもエラーになる。
*^1 PE命令はハードウェア要素としての「PE」より上位の要素の制御も行うが、慣例的にこう呼ばれる。