1. 9月19日 ITとルールのパースペクティブ
〈以下、shio.iconの授業を聞きながら学生が加えていったものですので、書き違い等ありますが基本的にそのままにしておきます〉
北川学長
成蹊大学と武蔵野市が提携 寄付講座
テーマ:ITとルール
今非常に重要なテーマ
就職サイトで学生の内定辞退率の漏洩の問題
急激にデジタルテクノロジーが進歩、文化・社会のあり方を変えてしまう
society 5.0 転換期
社会規範とデジタルテクノロジーとの折り合いがついていない
GAFA
どこで折り合いをつけるのか
やみくもにつけると、日本企業の大半が中国企業の下になる可能性、焦り
混乱する
早く、法制度がデジタル社会に追いつく必要がある。
この授業はこれからの社会の基盤作りの役に立つことをする
武蔵野市民の方々67名が受講申し込み
学生と武蔵野市民とが一緒に学ぶ
武蔵野市役所 増田さん
明日からラグビーW杯、来年はオリンピック
世界大会を支えているのもAI、IoT、など
生活面 Fakeニュース、詐欺 使い方間違えると大変
多角的に見れるといいですね
来年の1月まで お体に気をつけて授業を受けましょう
宣伝
共同講演会を市で実施
入り口にチラシあり
西尾勝さん?
本講座趣旨説明
shio.iconはコーディネーター
法学部の切り口から現実をよく見て、よくわからないことを払拭、よくわかるようにする、納得してもらう
私たちが自由を謳歌しながら、しかし自由すぎて秩序が
ルールはどうあるべきか
AI, IoT, robotics. computing
どういう風にルールを検討していくのか
弁護士とかにご登壇いただく
デジタルテクノロジーに対してよくわからないがために疑心暗鬼が生じないように
私たちの生活を豊かにしてくれるデジタルなものを理解し、自分で使っていきたい、生活の一部に役立てる使い方ができるように
法学部生の人
判例は過去のものばかりだけど
このテーマは未来について考える
shio.iconの授業開始
4号館を使うのは10年ぶり
Perspective
せっかくITをわかっていこうという趣旨であるので、この講座ではITの最先端ツール、Webサービスを使っていこう!!
QRコード読めない人にも武蔵野市のサイトにリンクあり!
授業の最初にはレジュメではなく、Webにアクセスしてもらう
https://flic.kr/p/2hhrCxK https://live.staticflickr.com/65535/48756465513_8e65538337_k.jpg
オリエンテーション
この授業の目的
要するに最新で難しそうでちょっと怖くて尻込みしそうなデジタルなものを
わかろう、わかった気になろう!!
知ることで不安が払拭され、使ってみたいなと言う気持ちになる
この授業をご担当くださる先生方
トップページからご覧になれます
来週は遠山先生 特許事務所
知財のお話
もうすでに課題が出ているらしい
10月3日 西川先生
スーパーコンピュータの京
計算資源の提供
太田先生 ビジネススクールの先生 政府の仕分け人、政府の人からの信頼が厚い
会計の専門家
会計ゼミでは ロンパールームと呼ばれていた
幼児向けの番組 のネタ
誰が何言っても論破しちゃう人
首藤先生
東工大
ブロックチェーン
甲本先生
弁護士ドットコムで2位
最近は忙しいから意図的にランクを落としているらしい。
出身は早稲田の理工、バイオの研究してた
遺伝子検査を自分でできちゃう弁護士
理系と文系の融合 非常に良い例
様々な分野を知っているとマネジメントしやすい
<働き方のルールについて>
西尾先生 スーパークリエイター
cybozuの研究所
リモートワーク、パラレルワーク
原先生 労働法
杉山先生
SMBC信託銀行 不動産投資信託の仕組みを作った人
作った仕組みの運用は専門部署に投げて、また新たに次の仕組みを作る仕事をする人
安藤先生 経済学
企業と労働者のマッチング 切り口は全然違うから面白いはず
北川先生 バーチャル株主総会
巽先生 ドイツに留学していた若い先生
現地でゼミを開講していた
行政法が専門、行政法の観点から個人情報の扱い方について
湯原先生
金融法 規制という考えでは回らない、バランスを考える
この授業の実施方法
資料の配布方法
Scrapbox
誰が何を書いているのかわかる
インフラとして
ネットに繋がれば、共有できる、紙がなくても
QRコードは普通のiPhone, iPadなら純正のカメラアプリで読み込めます
京都のNota社が開発、運用
開発者である増井俊之先生にも登壇を依頼したが、同じ時間に慶應義塾SFCの授業があってこれない
チームワークに使える
使い方は漫画で
shioゼミの様子が出てきます
レジュメレス 紙を配布しない
紙って、載せられる情報が限られてる
URLとかすぐに飛べない、動画は再生できない、音声が出ない、コピペできない、検索できない
できる限り情報はデジタルなままで扱いたい
デジタルなデバイスをお持ちになって
未来志向で
10年前から
この授業の評価方法 (現役学生のみ。武蔵野市民の方々でも希望者はもちろんどうぞお書きくださいませ)
感想、提案、オピニオン
提出は当日の13:00まで
1回1点
レポート
提出は任意
提出は各授業の1週間後の木曜日朝10時まで
基準は甘め、全部shio.iconが見ます
S 5点
A 4点
B 3点
C 2点
F 0点
文字数自由
提出先;各自のScrapbox
各自、自分のScrapboxプロジェクトを作成してください。
例
学籍番号J191999の場合
https://gyazo.com/ffb58127f6355edd497f9f8376b1a45d
武蔵野市民の方々で毎回の感想やレポートをお書きになりたい場合は、8桁の利用者番号でScrapboxのURLを作成してください。
例:利用者番号が「12345678」の場合
なぜ素晴らしいか
過去30年のweb技術の進歩が集約されている
ITは進歩すればするほど人に優しく、易しくなる
ワープロとかよりも数段簡単
Scrapboxは大発明なのに、増井俊之先生は特許を取らずに公開した
Scrapboxの利用料金
プライベイト利用や教育、NPOとかは無料で利用できる
企業の営利目的は有償、でも公開プロジェクトならすべて完全に無料
トータル10点でC、15点でB、20点でA、25点以上でS
3分の2出席で毎回感想書けば確実に単位(C)もらえる
全部感想を書けば、それだけでB確実。
レポートを書けば上記の点数が加算されてAやSを取れる。
レポートを書くとき
引用するなら出典を明記。著作権法32条。
今日はレポートなし。shio.icon内容入りたかったなぁ…
今日お伝えしたいこと=ルールの存在意義
なぜルールか 「法律」という言葉よりも馴染みやすいから
サッカーにルールがあるからサッカーが成り立つ
ルールによって社会が円滑にすすむ。それがルールの存在意義。
法律は「~しちゃだめ、~するな」が多いけど、本当は世の中を円滑にするためにある。
道路交通法→交通の流れを滞らせず、人の流れがスムーズになるような仕組みが道路交通法。
このルールはどの分野でも共通の目的。
AIによる著作物
深圳の電気自動車事情
テクノロジー
バス100%電動
タクシー8割ぐらい電動
自家用車5割ぐらい電動
だから街はすごく静か
ガソリンスタンドはほぼ見ない
税金はこのように使うべき
そのとき、法律を変える必要はある?
ない
テクノロジーの進化で法律がいつも遅れるとは限らない
https://flic.kr/p/2haP7yY https://live.staticflickr.com/65535/48681441656_9751d16c3a_k.jpg
赤信号みんなで渡……
→「赤信号みんなで渡って青くした」
普通は「渡れば怖くない」だけど…?
道路交通法で考えてみよう
滞ると混乱する
一度作ったら壊さないように守る、という事ではない
法律は未来を見据えて作る、ルールは変えていかなければならない
トランプのゲーム「大富豪」昔は「大貧民」だった
shio.iconが学生の頃、JR山手線田町駅の前の交差点
太い道が赤信号になった時、横断歩道ものすごい人が渡り始める まだ青信号になってないのに
車は滞る 危険だった
渡っている人が明らかに違法
人の圧力があって、そう動かすのが円滑になるということ。
ある時、信号の順番が変った。
法律は 未来の社会に適用される 作ってから施行されるまでタイムラグあるし
変わらないと人の動きが制限される、自由を奪ってしまう
「規制」という側面を強くしてはダメ
テクノロジーが変わるといちいち法律を変えなきゃダメ??
ルールの本質
条文を見たい方は e-lawsで!
ルールで人は動く
民法177条
(不動産に関する物権の変動の対抗要件)
第177条 不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法(平成十六年法律第百二十三号)その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ、第三者に対抗することができない。
登記しなかったら罰するという規定ではないのに、みんな登記する
ルールにはアメ方式とムチ方式がある
刑法199条 人を殺したら 死刑とか無期懲役とかになるから 人を殺さない
ルールとは仕組み
ルールは「動」で捉える
止まっている社会を考えるのではなく
体に血液がめぐるから健康であるように、社会で財産が動いているから豊か
ルールもプログラムも「コード」
ルールは人を動かす、プログラムはコンピューターを動かす
どちらもcode
何かを動かすための仕組み という共通項
事実とルールとの関係──法的三段論法
知的財産ルールの究極目的は何か
特許法の目的
著作権法の目的
民法の目的
財産の
刑法の目的
憲法の目的
何のためにあるのかは13条に
第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
それぞれのハピネスが尊重される
公共の福祉に反しない限り=人を殺すのがハピネスというのは認められない
第四十一条 国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。
国が作る
根底にあるのは「円滑である」という事
ITとルールのパースペクティブ