華厳経
仏教 
重々無尽の縁起
華厳思想の中心
この世界の実相は個別具体的な事物が、相互に関係しあい(相即相入)無限に重なりあっているという考え方(重々無尽の縁起)
この実相を4つの見方「四法界」に分ける。
事法界
我々の通常のものの見方は
理法界
仏の世界
無自性・空️の見方
理事無礙法界
無自性・空の世界と具体的個物や現象が妨げあわず共存する。
修行をすると顕れる。
事々無礙法界
理事無礙法界は、天台の考え方で理と事を分けている点が不徹底。
この分裂をなくせば、最後に、理すなわち無自性・空も消え去り、ただ事物と事物が融通無碍に共存するという仏の見方に到達する。
これが本来の真実一如の世界
ま華厳では仏の立場になって見る。
即ち、三性説もまた唯識とは逆に、仏の側から順に円成実性、依他起性、遍計所執性と説かれる。
仏になることを目的とするのではなく、最初から仏の立場に自分を置いて考え、行動することを求めるのが華厳思想。
華厳経では、菩薩初地で信不退転となれば、あとは菩薩第十地までは自ずから到達するはずで、結局菩薩の初心にあるべき金剛の信が決定的に重要。
Miyabi.icon仏になると決めた己の発心を信じよ。ということ。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/華厳経