幼児期のカウンティング能力
幼児期のカウンティング能力
数の簡単な資格や数を数える
カウンティングに必要な原理は以下のように5つ定義付けられる
①1対1対応の原理
物と数詞を1つずつ対応させ、1 つの要素には1つの数詞しか用いないということ。
② 安定順序の原理
用いられる数詞が1→2→3というように安定した一定の順序性をもつこと。
③ 基数の原理
数え上げた最後の数詞が、その全体の数を表すということ。
④ 抽象の原理:
数える対象の大きなどに関係なく,どのような物でも1つの物が数の1個に相当すること。
⑤ 順序無関係の原理:
数えるときには、どこから数え始めようとも全体を正しく理解して数えること。
これらのうち、①~③の原理が理解されるようになればカウンティングは可能になるとされる。3つの原理すべてを用いたカウンティング課題では、数え るべき対象が多くなると難しくなり,また3歳から5歳になるにつれてその能力が急速に発達することが知られている。