「体感」についての考察
「体感」についての考察
なぜ現実は「リアル」なのか
現実はなぜ「リアル」なのか。
現実のリアルさは、一重にその高い情報解像度と、即時的な応答性に由来している。
そしてそれを受け取る『感覚』によって、我々は現実感を受け取っている。
今生きている現実世界は、五感全てをもってしても。その姿を完全には捉えられないほど解像度が高く、無限に広い。
●主な刺激
音
空気触感
風
匂い
香り
振動
感覚とは?
これらを感じる身体の感覚は、
大きく3つに分類される。
特殊感覚、体性感覚、内臓感覚である。
特殊感覚
五感に相当し、触覚を除く、視覚、聴覚、味覚、嗅覚に平衡覚が加わる。
内臓感覚は、
空腹感や吐き気、尿意や臓器の痛みなどの感覚である
体性感覚
表層感覚と深部感覚に分かれる。
表層感覚は触覚、温冷覚、痛覚、圧覚など
●VRで表現可能な刺激と、現状の解像度
視覚 16K(両目)
聴覚 (40000Hz位「96kHz/24bit以上)
平衡覚
触覚(一部) 掴むフィードバックと振動
表層感覚(振動)
以上に挙げた感覚と、
これらの的確なレスポンスが
リアリティである「現実感」を形作っている。