20190607 『The Reading Zone』
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金曜3限の教養Ⅰ(国語)ではリーディング・ワークショップを実践中である。今は学生にノンフィクションを読ませている。ジャンルをノンフィクションに限らせているだけであり、あとは何を読むのも自由にしている。それでも学生たちは選書に悩んでいる。どんなものが自分の興味を引くものなのか、なかなか探し出せないでいた。そうして始まった授業も2ヶ月を過ぎ、手探りで選書をしてきた彼らも、自分が興味を持って読み進められる本をだいぶ見つけることができてきたようだ。もちろん、まだそれが難しい学生もいる。そうした学生に配慮しつつ、今後の授業を進めていきたい。
さて、今週あたりから本格的な個別自由読書が始まってきた。これまでは幼稚園実習にクラスごとに出ていたせいで、3週間ほど全員が揃わずにいた。今日はその実習も終わり、久しぶりに全員が揃っている。そうなると心配になるのが読書中の私語である。事実、先週の授業では読書中に少し私語が目立った。 そこで、今日のミニ・レッスンの終わりに「リーディング・ゾーン」について話をする。読書におけるリーディング・ゾーンの重要性を伝え、私語をしないよう学生たちに念を押す。その流れで、自分自身もリーディング・ゾーンについてしっかりと勉強したくなってきた。 『イン・ザ・ミドル』や『リーディング・ワークショップ』を紐解いてみるのだが、今ひとつリーディング・ゾーンについてしっかりと情報を得るには物足りなそうだ。そこで、これは本家本元に手を出さなければならないかな、と思い、アトウェルの『The Reading Zone』を少し読み始めてみた。私の英語力は本当に低レベルのもので、こんな洋書を読み進められるようなものではない。しかし、ともかく読み進めてみると、何となく雰囲気がわかるような気がするものだ。私の洋書の読み方として、分からない英単語について辞書をいちいち引くのではなく、とにかく乱暴でもガシガシと読み進める、というものがある。無謀なことかもしれないが、一時期、この方法を毎朝やっていたおかげで、大学院の入試に出た「英文の資料を読んで小論文を書く」という問題にはあまり苦労しなかった。その経験に気を良くして、今回もまずはガシガシ読んでみようかな。 三日坊主になったら、ごめんなさい……。