『神学政治論』
『神学政治論』
スピノザの著作(1670年刊)
『エチカ』の執筆を中断して書かれた
上野修と小泉義之の対談が面白い
関連書籍等
上野修『デカルト、ホッブズ、スピノザ 哲学する十七世紀 』講談社学術文庫
吉田量彦『スピノザ 人間の自由の哲学』 講談社現代新書
当時(17世紀)のオランダについて
ゆるい連合で成り立つ自由な国
絶対王政の時代にあって王のいない共和制の国
ユダヤ人も受け入れられた
スペインから独立
スペインはイスラム支配からレコンキスタを経てカトリックによる異端審問の激化
そんなスペインから独立したオランダはプロテスタントの国
政治:議会(共和)派(リベラル)と総督派(中央集権的)
宗教:カルヴァンの流れを汲むたくさんの宗派の中での主流派争い
レモンストラント派↔︎ゴマルス派
経済:裕福な商人たち(レヘント)による貿易
国の経済を支える有力商人たちはにはそれぞれの信仰があるので国が宗派をどれか一つに指定できない