スクラム
2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf
自己組織化よりも自己管理
The Scrum Guide
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スクラムとは、アジャイル開発手法のひとつで、複雑なプロダクトを開発・提供・保守するためのフレームワーク。すでに発生したことやわかっていることに基づき意思決定するという経験主義を基本にしている。
スクラムチーム
スクラムチームは、プロダクトオーナー・スクラムマスター・開発チームで構成される。
プロダクトオーナーは、プロダクトの最終的な責任者たる1人の人間。プロダクトバックログの優先順位を決定し、スクラムチームが次に行う作業を示す。プロダクトバックログとは、プロダクトに必要なもののリストのことで、絶えず変化する。
スクラムマスターは、スクラムの実施のためにプロダクトオーナーと開発チームを支援し、外部との調整を担う。
開発チームは、自己組織化されており、プロダクトリリースのための権限とスキルを持っている。メンバーに序列や肩書きはなく、責任はチーム全体で負う。スクラムガイドによると、最適な人数は3〜9人程度。
スプリント
スクラムでは、スプリントと呼ばれる1ヶ月以下の期間で開発を行う。その期間が終わるとすぐに次のスプリントが開始される。
はじめにスプリントプランニングを行い、スプリントで何をやるかを計画し、スプリントゴールを決める。スプリントの期間中、開発チームはデイリースクラム(朝会)という15分間のミーティングを毎日行い、昨日やったこと・今日やること・気になっていることなどを共有する。
スプリントが終わると、スクラムチームとステークホルダーが成果をレビューする。完成したものと完成していないものを整理し、プロダクトバックログを改訂する。
次のスプリントプランニングに入る前に、スプリントレトロスペクティブという振り返りミーティングを行う。次のスプリントがよりよくなるように、今回のスプリントでよかった点・改善が必要な点などを話し合う。