自分の不足ばかりが目に付いてしまいます。社会的なスキルや技術、対人能力や倫理観や見た目など何一つ人並にもなれず、良いところがありません
質問
自分の不足ばかりが目に付いてしまいます。社会的なスキルや技術、対人能力や倫理観や見た目など何一つ人並にもなれず、良いところがありません。他人にそのような話をすると、やんわりと「理想が高すぎる」のようなことを言ってくれるのですが、本意ではないような気がします。このような状態は本当に理想が高いのでしょうか、それとも自分がどうしようもないダメ人間で社会で生きる資格がないのでしょうか。 解答
あなたのお考えは理想が高いというより、端的に言って反社会的です。あなたは自分のことしか考えていないので、その社会的含意に気付いていませんが、その思想は人並み以下の人間を殺しても構わないというものです。 あなた自身が凶器を持って人並み以下の人たちに害をくわえて回るとは思いませんが、口にしないまでもあなたのような考えを持つ人が増えれば、それを実行しても構わないという人間が現れる確率は高まります。そして私達はそういう人間が現実にいたことを知っているはずです。
「どんな人間であれ生きていてよい」という考えは決してきれい事ではなく、社会が社会であるための最終防衛ラインです。ここが割れれば、私達は自分を守るために他人を狩る側に回ろうとし始めます。
さて、あなたの関心事に話を戻しましょう。
あなたは配られたカードの悪さを嘆くばかりで、肝心なことをお尋ねになってません。その問いとは「自分がやろうとしているのは一体どんなゲームなのか」そして「このカードで勝負するにはどうすればよいか」です。
あなたが何者か、そして何者になろうとしているのかについて何の情報もないので、どんなゲームであるかは私には分かりませんが、少なくともあなたが脳内でやってるような属性別コンテストではないことは分かります。
あなたから見て、社会的なスキルや技術、対人能力や倫理観や見た目に優れた「持っている人たち」も、彼らの困難があり挫折があり戦いがあります。
ついでに言えば、戦い方を考えもせず、自分の不足ばかり見つめていられるのは、あなたが今すでにいろんなものに守られているからです。そして、あなたは自分を守っているたくさんのものをカードとして数えていません。
あなたに欠けているとしたら、持って生まれた属性や何らかのスキルではなく、こうした面についての想像力ではないでしょうか。
眼を内から外へ。あなたにはこの世界(社会)から学ぶべきこと、学べるものがたくさんあります。
私はこのくそったれな世界で、あなたに生きていてほしいと思っています。
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