最大摂取可能カロリーというグラフを想定してダイエットを考える
以下本文
ヒトの食事行動というものを考えてみます。
すると、
食べる→時間が経って空腹になる→食べる→時間が経って空腹になる→食べる
の繰り返しだと分かります。
この、食べて時間が経つ部分で、摂取可能なカロリーが回復していると考えてみます。
その摂取可能なカロリーというのを、各時点ごとの最大値を考えて、最大摂取可能カロリーという概念を想定します。 人間がある時点で摂取可能なカロリーの最大値です。
最大摂取可能カロリーというものが、時間に対してどのように変化するのかを考えてみましょう。
最大摂取可能カロリーの時間による変化を考えた場合、時間に対して一定または逓増(増加率が増える)することはありえないことが予想できます。
どういうことかをグラフを使って説明します。
グラフは縦軸が摂取可能なカロリー、横軸が時間(1目盛りが一時間)です。
最初に時間に対して一定の割合で増加するグラフです。
仮定1
図1
https://gyazo.com/daf665bc1030a5a908e846302cac4fa9
$ y=100x
(傾きはなんでもいいんですが、とりあえず100にしました)
これはありえない。
なぜなら、たとえば人間は3日断食した後に、3日分のカロリーをすぐに摂取できないからです。
次に時間に対して増加率が逓増していくグラフです。
仮定2
図2
https://gyazo.com/d28cddf3708c8671965c075a42b8971c
$ y=2x^2
これもありえない。
なぜなら、たとえば人間は2日断食した後に、4日分のカロリーを摂取できたりしないからです。
上のふたつは経験的にわかると思います。
というわけで、逓減(だんだん増加率が減る)するようなグラフを描く、というのが現実的ではないでしょうか。
以下のような感じになります。
仮定3
図3
https://gyazo.com/63221957dbf6c3134c2a465da5e6608e
$ y=-(2x -50)^2+2500
この二次曲線は
$ y=-(2x -50)^2+2500
の式を基本にしています。
この数式に入っている数値は、なんとなくの一例です。根拠があるわけではありません。
そもそも時間ごとの最大の摂取可能なカロリーというのは測定困難だと思いますので、ある数値を仮定として設定しました。
一回に取れるカロリーの最大値は2500kcalで、それは満腹になった時点から、25時間後に到達すると想定しています。
25時間以降は逆に断食しすぎて食べられる量が減っていくのを想定しています。
50時間の時点で、まったくカロリーが取れずに、リハビリ食が必要な状態になっています。
もちろん個人差はあるので、ひとつの例です。
摂取可能なカロリーが放物線を描くように頂点に到達して、対称を描くように減っていくという証拠はありません。
上昇するときの形と、下降するときの形は違うかもしれません。
しかし、上がって、頂点に到達して、下がっていくというのは確かではないかと思います。
上のような動きをするとして、それぞれの食事というのは限界ギリギリまで食べるというものではありませんので、どこまで食べたかによって、食事のあとのグラフのy軸のスタート地点が変わります。
図4
https://gyazo.com/1a3e5ebb1911dc6354674283f33ed01b
$ y=-(2x -40)^2+2500
上の図のx=0は、食べ終わったときに、900kcalくらいまだ食べようと思えば食べれるという状態です。
腹六分くらいです。
図5
https://gyazo.com/dc15a313e879dc8e7bd378202321a81b
$ y=-(2x -45)^2+2500
上の図のx=0は、食べようと思えば500kcalくらい食べれるという状態です。
腹八分くらいです。
図6
https://gyazo.com/2912075bcba779e3e2c76226b48fd9b8
$ y=-(2x -50)^2+2500
上の図のx=0は、限界ギリギリまで食べた直後の状態です。
満腹です。
何が言いたいのかといいますと、
食事をするとき、仮に必ず満腹になるまで食べるとすると、多回数食べるよりも、少回数食べるほうがカロリー摂取がすくなくなりそう
たまにみるアドバイスの、体重落としたいなら食事回数増やせばいい、というのは満腹にならない食べ方をする人にしか成り立たないのではないか
あるときの空腹感というものが、仮にそのとき摂取可能なカロリーと近しいとすると、食事のあとの空腹感の変動はだんだん小さくなる可能性(空腹感の絶対値は上がっていくが、変化量は少なくなるということ)
この話は、要するに微分です
満腹に近いときの位置で曲線を微分すると、接線の傾きが大きい
満腹から離れたときの曲線を微分すると、接線の傾きが相対的に小さくなる
接線の傾きが小さいということは、最大摂取可能カロリーが相対的に小さくしか増加しないということです
なので、このゾーンはダイエット的にボーナスタイムです
接線の傾きの小さい時間を多く持てば持つほど、減量的には効果があがります
具体的な食事スタイルとしては、一日の16時間断食、8時間食べるの8時間ダイエットなどが近いです
この記事は、私の経験として、体重を大きく落とせたときのやり方は、朝昼食べないとかそういうことでしか上手くいかなかったので、どうしてそういうふうになるのかなあと考えたりした結果の考察です
参考文献
林貴志 『ミクロ経済学』 ミネルヴァ書房 2007